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道の駅 富弘美術館

(みちのえき とみひろ びじゅつかん)

草木湖畔に広がる芸術と憩いの拠点

道の駅 富弘美術館は、群馬県みどり市東町草木に位置する国道122号沿いの道の駅です。草木湖のほとりという絶好のロケーションにあり、芸術鑑賞と自然散策、そして地元グルメを一度に楽しむことができる観光拠点として、多くの来訪者に親しまれております。

本施設は、詩画作家・星野富弘さんの作品を展示するみどり市立富弘美術館を核とし、隣接する草木ドライブインと連携しながら、観光案内や道路情報の発信、地域特産品の販売などを行っています。芸術と食、そして雄大な自然が調和した魅力あふれるスポットです。

沿革 ― 草木ダム完成から道の駅登録へ

1976年(昭和51年)、渡良瀬川の治水と首都圏の利水を目的として草木ダムが竣工しました。同年に草木ドライブインが創業し、草木湖を訪れる観光客やドライバーの休憩所としての役割を担うようになりました。

1991年には旧東村立富弘美術館が開館し、その後2005年(平成17年)に現在の新しい富弘美術館が誕生。同年、草木ドライブインとあわせて道の駅に登録されました。2022年には施設の維持管理のためクラウドファンディングを実施し、多くの支援を集めるなど、地域に支えられながら歩み続けています。

みどり市立富弘美術館 ― 静謐で力強い詩画の世界

みどり市立富弘美術館は、みどり市東町出身の詩人・画家、星野富弘さんの作品を展示する市立美術館です。水彩による草花の絵と、心に響く詩が一体となった「詩画」は、生命の尊さや人へのやさしさを静かに語りかけます。

建築美が光る円形展示室

2005年に開館した新美術館は、シャボン玉をイメージした正方形の外観の中に、大小33の円形展示室を配した独創的な設計です。廊下や柱のない空間構成により、角のないやわらかな展示空間が実現されています。部屋ごとに壁や床の色調を変え、作品の世界観をより深く味わえる工夫がなされています。

展示室のほかにも、ビデオルームや情報コーナー、ミュージアムショップ、カフェなど充実した設備を備えています。湖を望むカフェでは、コーヒーや自家製パンを味わいながら、詩画鑑賞の余韻に浸ることができます。

星野富弘さんの歩み

1946年生まれの星野富弘さんは、中学校体育教師時代の事故により頸髄を損傷し、手足の自由を失いました。しかし入院中に口に筆をくわえて絵と詩を書き始め、その作品は全国へと広がりました。国内外で「花の詩画展」が開催され、多くの人々に勇気と希望を与え続けました。

美術館は1991年の開館以来、多くの来館者を迎え、2021年には入館者700万人を突破しています。草木湖畔の自然とともに、心静かに作品と向き合える貴重な場所です。

草木ドライブイン ― 名物よもぎまんじゅうと郷土の味

国道122号線の桐生~日光の中間地点に位置する草木ドライブインは、観光客やドライバーの憩いの場として長年愛されてきました。富弘美術館から徒歩約5分の距離にあり、食事と土産品の両方を楽しめます。

人気No.1「草木湖名物 よもぎまんじゅう」

草木ドライブインの代名詞ともいえるのが「上州群馬 草木湖名物 よもぎまんじゅう」です。店舗内で製造・直売されており、多い日には1日2,000個を売り上げる人気商品です。

北海道産小豆を使用した上品な餡と、よもぎをたっぷり練り込んだもちもちの生地が特徴で、着色料や保存料を使用していない自然の風味が魅力です。出来立てをその場で味わえるのも大きな楽しみの一つです。

充実の食事メニュー

店内では自家製麺のうどん・そば・ラーメンをはじめ、丼物や定食類も提供しています。上州名物のお切込みやソースカツ丼、釜めし定食、ほうとう定食など、地域色豊かな料理が揃います。

うどんは「上州うどん」と「よもぎうどん」から選ぶことができ、団体利用にも対応しています。観光の合間の昼食や、ドライブ途中の休憩に最適です。

ユニークな見どころ

敷地内には、丸太を叩いて厄を払うとされる神社や、金運向上のご利益があると伝わる布袋大仏など、ユニークなスポットがあります。さらに裏庭には寝釈迦大仏が横たわり、草木湖を背景に穏やかな姿を見せています。

この寝釈迦大仏は、山中にある「塔ノ沢の石造釈迦涅槃像」への参拝が困難な方のため、1999年に設置されたものです。本来の像は袈裟丸山の中腹にあり、登山が必要ですが、ここでは気軽に参拝することができます。

草木ダムと草木湖 ― 雄大な景観を楽しむ

草木ダムは1976年完成の重力式コンクリートダムで、高さ140m、長さ405mを誇ります。展望台からは足尾の山々を背景に広がる草木湖の絶景を望むことができます。不定期に行われる点検放流は迫力満点です。

湖畔には散策路や親水エリアが整備され、カヌーやボート、バードウォッチングなど自然を満喫できるアクティビティも充実しています。四季折々に表情を変える草木湖の風景は、訪れるたびに新たな感動を与えてくれます。

アクセスと利用案内

鉄道では、わたらせ渓谷鐵道神戸駅から路線バスで約10分。お車では北関東自動車道伊勢崎ICから約45分、東北自動車道佐野藤岡ICから約80分ほどです。国道122号沿いに位置しているため、桐生と日光を結ぶドライブコースの中継地としても便利です。

美術館は午前9時から午後5時まで開館(入館は午後4時30分まで)。季節によって休館日が異なりますので、事前の確認をおすすめいたします。

芸術・自然・食が調和する観光拠点

道の駅富弘美術館と草木ドライブインは、単なる休憩施設にとどまらず、芸術文化と自然、そして郷土の味覚を総合的に楽しめる観光拠点です。草木湖畔の風景に包まれながら、詩画に心を潤し、名物よもぎまんじゅうに舌鼓を打つ――そのひとときは、訪れる人の記憶に深く刻まれることでしょう。

みどり市を訪れた際には、ぜひゆっくりと時間をとって立ち寄り、心と体を満たすひとときをお過ごしください。

Information

名称
道の駅 富弘美術館
(みちのえき とみひろ びじゅつかん)

桐生・赤城

群馬県