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桐生ファッションウィーク

(Kiryu Fashion Week)

織物のまちを彩る秋の文化イベント

桐生ファッションウィークは、群馬県桐生市で毎年秋に開催される服飾文化の祭典です。古くから「織都(しょくと)」と呼ばれてきた桐生の歴史や文化、そしてものづくりの魅力を広く発信するイベントとして、多くの人々に親しまれています。

このイベントは「このまち浪漫」というテーマのもと、織物産業を中心に、アート、伝統工芸、文化、歴史、音楽、食などさまざまな分野の催しが市内各所で開催されます。歴史ある町並みの中で、ファッションや文化に触れることができる桐生ならではのイベントとして、県内外から多くの観光客が訪れます。

織物のまち桐生の魅力を発信する一週間

桐生市は、1300年以上の歴史を持つ日本有数の織物産地として知られています。古くから絹織物の生産が盛んで、「桐生は日本の機どころ」と言われるほど、日本の織物文化を支えてきました。

桐生ファッションウィークは、このような歴史と文化を背景に誕生したイベントで、桐生のものづくりの魅力を多くの人に伝えることを目的としています。イベント期間中は、市内各地でファッションショーや展示会、ワークショップなどが開催され、織物文化を体験することができます。

また、歴史ある町並みや近代化遺産の建物が残る桐生の街を舞台に、文化と産業が融合した独特の雰囲気を楽しめるのも大きな魅力です。

桐生旧市街を舞台にした多彩なイベント

桐生ファッションウィークは、桐生旧市街を中心としたさまざまな場所で開催されます。主な会場には、歴史的建造物として知られる有鄰館桐生織物会館、風情ある町並みが残る糸屋通りなどがあり、町全体がイベント会場となります。

イベントでは、桐生産地ブランドの繊維製品や工芸品の展示販売、ファッションショー、古着市、仮装大会など、服飾文化をテーマとした多彩な催しが行われます。さらに、アート展示や音楽イベント、地元グルメを楽しめる企画などもあり、訪れる人々に幅広い楽しみを提供しています。

人気イベント「クラシックカーフェスティバル in 桐生」

桐生ファッションウィークの中でも特に人気を集めているイベントが、クラシックカーフェスティバル in 桐生です。このイベントは桐生市天神町にある群馬大学理工学部桐生キャンパスで開催され、往年の名車やクラシックカーが一堂に集まります。

会場では、世界各国の貴重なクラシックカーが展示され、自動車ファンだけでなく多くの来場者を魅了します。また、桐生市近郊を巡るラリーも開催され、参加車両が市内を走行する様子を見ることができます。

イベントの最後には、本町通りでクラシックカーによるパレードが行われます。歴史ある街並みの中を名車たちが走り抜ける光景は圧巻で、桐生ファッションウィークを象徴するフィナーレとなっています。

江戸時代の絹市を再現した「買場紗綾市」

桐生本町の買場通りでは、江戸時代に行われていた絹織物の市場を再現した買場紗綾市(かいばさやいち)が開催されます。

江戸時代、桐生では京都から伝わった高機(たかばた)によって「飛紗綾(ひしゃや)」と呼ばれる美しい絹織物が生産されるようになりました。この織物は全国から高い評価を受け、桐生紗綾市には多くの商人や客が訪れ、大変な賑わいを見せたといわれています。

当時の紗綾市は桐生新町の各町を巡回しながら開催されていました。現在の買場紗綾市では、その歴史的な市を現代に再現し、織物製品や工芸品の販売、イベントなどが行われ、昔ながらの賑わいを体験することができます。

桐生天満宮で開かれる古民具骨董市

イベント期間中には、桐生の歴史ある神社桐生天満宮古民具骨董市も開催されます。境内には多くの骨董商や古民具の店が並び、古い道具や工芸品、アンティーク品などが販売されます。

歴史ある神社の雰囲気の中で骨董品を探す楽しさは、桐生ならではの魅力です。古い文化や暮らしの道具に触れることで、桐生の歴史をより身近に感じることができます。

桐生きものの日と文化の日

桐生ファッションウィークの開催日程は、毎年11月3日の「桐生きものの日」を含むように組まれています。この日は文化の日でもあり、着物文化を大切にする桐生らしい記念日となっています。

イベント期間中には着物をテーマにした催しや展示も多く行われ、来場者が和装文化に触れる機会となっています。着物を着て町を散策する人の姿も見られ、桐生の街が華やかな雰囲気に包まれます。

桐生ファッションウィークの歴史

桐生ファッションウィークは、1996年(平成8年)に初めて開催されました。第1回は11月1日から5日までの5日間の開催でしたが、第2回以降は10月末から開催されるようになりました。

さらに第3回以降からはイベント期間が拡大され、現在では7日から10日ほどの期間にわたって開催されるようになっています。

2002年(平成14年)の第7回では、桐生西宮神社の石段を舞台にしたファッションショーが行われ、大きな話題となりました。また、2006年(平成18年)の第11回からは、群馬大学桐生キャンパスでクラシックカーフェスティバルが開催されるようになり、イベントの人気がさらに高まりました。

ものづくりのDNAが息づくまち

桐生は古くから織物産業とともに発展してきた町であり、現在でも多くの職人や作り手が活躍しています。町の中には繊維産業だけでなく、工芸、デザイン、アートなど、さまざまな分野のものづくりが根付いています。

桐生ファッションウィークでは、こうした作り手たちの活動を紹介する展示や工場見学、ワークショップなども行われます。参加企業の工場を訪れたり、実際にものづくりを体験したりすることができ、桐生の産業文化を身近に感じることができます。

新たな創造を生み出す文化イベント

桐生ファッションウィークは、単なるイベントではなく、桐生の文化と産業の未来をつくる場でもあります。若いクリエイターやデザイナーが新しい表現に挑戦し、伝統と現代の感性が融合した作品が生まれています。

また、アートや音楽、食文化など多様な分野が集まることで、新たな交流やアイデアが生まれ、桐生の文化の可能性を広げています。

秋の桐生を楽しむ特別な時間

桐生ファッションウィークの魅力は、町全体が文化イベントの舞台になることです。のこぎり屋根工場や近代化遺産の建物が並ぶ街並みを歩きながら、さまざまな催しを楽しむことができます。

秋の桐生は気候も穏やかで、散策にも最適な季節です。歴史ある町並みと文化イベントが融合した特別な雰囲気の中で、訪れる人々は織物のまち桐生の魅力を存分に味わうことができます。

伝統と新しい感性が交差する桐生ファッションウィークは、桐生の歴史と未来をつなぐ重要な文化イベントとして、これからも多くの人々を魅了し続けていくことでしょう。

Information

名称
桐生ファッションウィーク
(Kiryu Fashion Week)

桐生・赤城

群馬県