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秋間梅林

(あきま ばいりん)

ぐんま三大梅林に数えられる春の名所

秋間梅林は、群馬県安中市西上秋間に広がる梅の名所であり、高崎市の榛名梅林、箕郷梅林とともに「ぐんま三大梅林」のひとつに数えられています。秋間川上流の丘陵地約50ヘクタールという広大な敷地に、約3万5,000本もの梅の木が植えられ、開花の時期には山一面が紅白の花で彩られます。

観光梅林としての歴史は60年以上におよび、地元の人々に大切に守られながら発展してきました。春の訪れを告げる風景として、県内外から多くの観光客が訪れる安中市を代表する観光スポットです。

紅白の花が彩る早春の絶景

例年の見頃は2月中旬から3月下旬にかけてで、特に3月上旬から中旬にかけてが最盛期となります。2月20日前後には小梅の花が咲き始め、次第に白や淡いピンクの花が丘陵一帯を覆い尽くします。澄んだ空気の中にほのかに漂う梅の香りは、訪れる人々に春の訪れを実感させてくれます。

梅林内には散策用の遊歩道が整備されており、ゆったりと歩きながら花を楽しむことができます。丘の上からは安中市街や周囲の山並みを望むことができ、晴れた日にはのどかな里山風景とともに、色鮮やかな梅の景観を一望できます。

秋間梅林祭 ― 花と味覚を楽しむ春の催し

開花時期にあわせて開催されるのが「秋間梅林祭」です。2026年は2月14日(土曜日)から3月下旬まで開催予定で、期間中の土日祝日を中心にさまざまなイベントが行われます。毎年3月上旬には開花祭も催され、多くの来場者で賑わいます。

会場には地元農家の皆さんが営む売店が並び、梅を使った加工品や郷土料理を味わうことができます。群馬の文化を象徴する「かかあ天下」とも称される元気なお母さんたちが笑顔で迎えてくれる売店は、秋間梅林ならではの温かな魅力のひとつです。梅干しや梅ジャム、梅ジュースなど、地元ならではの味覚を楽しみながら、花見のひとときを過ごすことができます。

なお、開園期間中の混雑時には一部道路で一方通行の交通規制が実施されますので、来園の際は事前にご確認いただくと安心です。

秋間の梅づくり ― 一年を通じた営み

2月〜3月:開花

2月中旬より開花が始まり、3月中旬にかけて満開を迎えます。お彼岸頃まで花を楽しむことができ、春の観光シーズンを彩ります。

5月下旬〜6月:収穫

5月下旬から小梅の収穫が始まり、6月初旬には梅酒や梅ジュース、カリカリ梅に適した品種(白加賀など)の収穫が行われます。6月下旬には完熟梅が収穫され、梅干しや梅ジャムの原料となります。

6月下旬〜7月:漬け込み

収穫した梅は塩漬け(白漬け)され、約1か月間じっくりと漬け込まれます。紫蘇漬けの場合は、梅酢が上がった後に丁寧に揉んでアクを抜いた紫蘇を加えます。

8月:天日干し(土用干し)

晴天の日を選び、梅を2〜4日ほど天日干しにします。裏表を均等に干し、雨に当たらないよう細心の注意を払いながら仕上げていきます。

9月:出荷

干し上がった梅はひとつひとつ丁寧にヘタを取り、カップに詰めて出荷されます。安中市内の直売所や農家の店頭で販売され、多くの人の食卓に届けられます。

10月:剪定

翌年の花と実のために、不要な枝を剪定します。枝が混み合わないよう整えることで日当たりや風通しを良くし、健全な生育を促します。

このように秋間梅林は、単なる観光地ではなく、梅づくりという営みとともに成り立つ「梅のふるさと」です。花を楽しむだけでなく、収穫や加工の工程を知ることで、より深い魅力を感じていただけるでしょう。

アクセス

公共交通機関をご利用の場合は、信越本線「安中駅」から「秋間中関行」バスで約30分、「秋間梅林頂上口」下車後、徒歩約15分です。また、北陸新幹線「安中榛名駅」からは車で約5分とアクセスも良好です。

丘陵を彩る紅白の梅と、地元の人々の温かなもてなしに触れられる秋間梅林。早春の安中市を訪れる際には、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

Information

名称
秋間梅林
(あきま ばいりん)

富岡・下仁田

群馬県