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温泉門広場・足湯

草津温泉の新たな玄関口

群馬県吾妻郡草津町に広がる草津温泉は、日本屈指の名湯として古くから多くの人々を魅了してきました。その温泉街の入口に、2023年、新たなランドマークとして誕生したのが「温泉門広場・足湯」です。

国道292号線の渋滞緩和を目的として整備された立体交差は、単なる交通インフラにとどまらず、草津温泉の“顔”となるよう美しく装飾され、「温泉門」と名付けられました。無機質になりがちなコンクリート構造物に木材の化粧を施し、温泉情緒を感じさせるデザインに仕上げられています。まさに、名湯・草津温泉への期待を高める象徴的な入口です。

湯畑をモチーフにした壮大な足湯

温泉門広場の大きな魅力のひとつが、湯畑をイメージして設計された足湯です。全長約6メートルの湯樋が3本設けられ、そこから毎分約600リットルもの温泉が絶え間なく流れ落ちています。そのスケールは圧巻で、草津の豊富な湯量を実感することができます。

誰でも自由に利用できるこの足湯は、長旅で疲れた足をやさしく温め、心身をゆったりと癒してくれます。昼間は爽やかな高原の空気の中でくつろぎ、夜には幻想的なライトアップが施され、湯けむりと光が織りなす美しい景観を楽しめます。

24時間利用可能な無料駐車場

広場には101台分の無料駐車場が併設されており、24時間利用可能です。これにより、これまで草津温泉の入口付近で発生していた渋滞が大きく緩和され、スムーズに温泉街へ向かうことができるようになりました。

初めて訪れる方はもちろん、何度も草津を訪れている方にとっても、より快適に観光を楽しめる環境が整えられています。

草津温泉の泉質と源泉の魅力

草津温泉は、標高約1,100〜1,200メートルの高原に広がる温泉地で、背後には草津白根山がそびえています。自然湧出量は毎分32,000リットル以上と日本一を誇り、その豊富な湯量が温泉街全体を潤しています。

強酸性の名湯

草津温泉の主な泉質は酸性低張性高温泉で、pH値はおよそ2.0前後という非常に強い酸性です。強い殺菌力を持ち、皮膚病や切り傷、神経痛、疲労回復などに効果があるといわれています。「恋の病以外は何でも治す」との言い伝えが残るほど、古くから薬湯として知られてきました。

代表的な源泉には、湯畑源泉、白旗源泉、地蔵源泉、西の河原源泉、煮川源泉、万代鉱源泉などがあります。中でも万代鉱源泉は約95度と高温で、熱交換により適温にして各施設へ供給されています。

正しい入浴方法で名湯を満喫

強い酸性をもつ草津の湯を安全に楽しむためには、正しい入浴方法を守ることが大切です。

入浴の手順

① かぶり湯をする
いきなり湯船に入らず、まずは頭や首、肩にお湯をかけて体を慣らします。

② 半身浴から始める
最初は半身浴で体をゆっくり温め、急激な負担を避けましょう。

③ 長湯をしない
初回は5〜10分程度を目安に。無理は禁物です。

④ 上がり湯は軽く
温泉成分を完全に洗い流さず、軽く流す程度にとどめましょう。

⑤ 水分補給と休憩
入浴後は十分な水分を補給し、30分ほど休憩を取ることが理想的です。

草津温泉の湯治文化

草津温泉は古くから湯治場として栄えてきました。戦国武将や文人墨客も訪れ、江戸時代には「草津千軒江戸構え」と称されるほどの賑わいを見せました。

草津独特の入浴法である「時間湯(現在の伝統湯)」は、湯もみによって温度を下げ、決められた時間だけ入浴する方法で、温泉成分を薄めることなく利用するための知恵です。現在も一部施設で伝統が受け継がれています。

名湯の入口から広がる癒しの時間

温泉門広場は、単なる交通施設ではなく、草津温泉の魅力を体感できる新たな観光スポットです。ここで足湯を楽しみながら旅の始まりを感じ、温泉街へと足を進めれば、湯畑や共同浴場、歴史ある宿が織りなす情緒あふれる風景が広がります。

伝統と革新が調和する草津温泉。その新しい玄関口である温泉門広場は、これからも多くの人々を温かく迎え続けることでしょう。

Information

名称
温泉門広場・足湯

草津・四万

群馬県