「あがしし」という名前の由来
「あがしし」とは、群馬県の吾妻地域に生息するイノシシを指す呼び名です。「吾妻(あがつま)」と「イノシシ」を組み合わせて、親しみやすく「あがしし」と名付けられました。
農作物を荒らすイノシシを地域資源に
吾妻地域では、長年にわたってイノシシによる農作物への被害が問題となり、被害対策として捕獲・駆除が行われてきました。
そこで、捕獲されたイノシシを地域の新たな資源として活用できないかという発想から、地元の地産地消委員会が「あがししコロッケ」を開発しました。地域の課題を食文化や町おこしにつなげる取り組みとして生まれたご当地グルメです。
イノシシ肉を約4割使用した肉感たっぷりのコロッケ
あがししコロッケの大きな特徴は、具材の約4割に「あがしし」の肉を使用していることです。一般的なコロッケとはひと味違い、イノシシ肉ならではのしっかりとした肉の存在感を楽しめます。
揚げたては外側が香ばしく、中はほくほくとした食感。肉の旨みもしっかりと感じられ、食べ応えのある一品に仕上げられています。
ご当地バーガーにも発展
あがししコロッケは、単品で味わうだけでなく、「あがししコロッケバーガー」としても提供されるようになりました。
コロッケをパンにはさんだバーガーにすることで、より気軽に楽しめるご当地グルメへと発展。現在では、吾妻地域を代表する名物の一つとして親しまれています。
地域の課題から生まれた吾妻の名物
あがししコロッケは、単なるご当地グルメではなく、農作物被害という地域の課題を、地元食材の活用と町おこしにつなげた取り組みから生まれた料理です。
吾妻を訪れた際には、イノシシ肉の旨みを楽しみながら、地域の自然や農業、そして地元の人々による取り組みにも思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。