達磨大師の教えを受け継ぐ、高崎の名物となっている「縁起だるま」の発祥地として有名な古刹です。
毎年1月6日と7日には「七草大祭だるま市」が開催され、数十万人の参拝者が集まります。10月5日には「達磨まつり」が行われます。
1680年に大洪水の後に香り高い古木が川で輝いていたことから、一了居士という行者が達磨大師の座禅像を彫刻し、お堂に祀ったことで知られるようになりました。それ以降、達磨大師の霊地として、少林山と呼ばれるようになりました。
天明の大飢饉(1783年~1787年)により困窮した村人を助けるため、九代目の東嶽禅師が農民たちの副業として張子だるまの作り方を教えるために、開山 心越禅師が描かれた一筆達磨像の木型を彫りました。
それが本堂に納められ、年間を通じてだるまを祀る場となり、だるま市の起源とされています。
寺内には世界的な建築工芸家ブルーノ・タウトが2年間滞在した「洗心亭」があり、黒澤明が脚本化した「達磨寺のドイツ人」の舞台としても知られています。
全国各地から集められただるまが展示されている「達磨堂」なども見どころです。
特に秋は見事な紅葉が楽しめる季節であり、少林山達磨寺では赤いだるまと紅葉の風景が調和した美しい光景が楽しめます。
終日(寺務所 9:00~17:00)
なし
無料
JR高崎線 高崎駅西口ぐるりん少林山線乗附先回り 20分 「少林山入口」下車
JR信越線 群馬八幡駅より徒歩15分(タクシー約5分)
関越自動車道 高崎ICより約20分