上毛三山の一つ。榛名湖の外輪山を榛名山という、中でも榛名富士は四季折々表情を変え行楽地として人気がある。
別名 榛名富士
榛名山は、関東地方の北部に位置する群馬県にあり、上毛三山の一つです。この山は古くから山岳信仰の対象とされてきました。山の南西麓には榛名神社が祀られています。
榛名山はひとつの山体の総称であり、同名の峰は存在しない。
榛名山の火山活動によって形成された榛名湖は、標高1,100メートルに位置しています。この湖は年間を通じて美しい景色と自然を楽しむことができる、高崎市で最も人気のあるアウトドアスポットです。清々しい空気の中で、ボートや遊覧船に乗る楽しみやオートキャンプを満喫することができます。
観光面
榛名山周辺には伊香保温泉など様々な温泉地が存在しています。中腹の展望台からは美しい景色が広がり、渋川市を一望することができます。信仰の側面では、榛名神社や水沢観音などの寺社が山中に位置しています。
伊香保温泉から榛名山へは群馬県道33号線(渋川松井田線)を通ってアクセスできます。毎年5月下旬頃、榛名湖畔の沿道は山つつじが満開になり、美しい景色が楽しめます。
榛名山ロープウェイ
湖畔の高原駅から榛名富士山頂までを2つの連続したケーブルカーで上ることができます。天候が良い日には、山頂から関東平野や上州の山々を一望することができ、冬の晴れた日には富士山も眺めることができます。
伝承
伝承によれば、榛名山には興味深い伝説が伝わっています。巨人ダイダラボッチが富士山、浅間山、榛名山を作り競争したが、最後には富士山が勝利したという民話や、榛名神社が諏訪神社から井戸を通して食器を借りたという話、または弘法大師(空海)が杖を刺して井戸を掘ったという話が残っています。これらの伝承は、山岳信仰がこの地域で盛んだったことを物語っています。
榛名湖と主な山
榛名山の山頂には、榛名湖と呼ばれる美しいカルデラ湖があり、その周囲には中央火口丘として知られる榛名富士溶岩ドーム(標高1,390.3 m)がそびえています。この山は495年頃に大きな噴火を起こし、その約30年後にも再び噴火したと考えられています(早川2009によると)。山の中央には掃部ヶ岳(かもんがたけ、標高1,449 m)があり、その他にも天目山(1,303 m)、相馬山(1,411 m)の尖った峰、二ッ岳(1,344 m)、典型的な溶岩円頂丘である烏帽子岳(1,363 m)、鬢櫛山(1,350 m)などが囲んでいます。さらに外側には水沢山(浅間山、1,194 m)、鷹ノ巣山(956 m)、三ッ峰山(1,315 m)、杏が岳(1,292 m)、古賀良山(982 m)、五万石(1,060 m)など、多くの側火山が点在しており、その結果、非常に複雑な山容を成しています。
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電車:JR高崎線高崎駅よりバス約90分
車:関越自動車道高崎ICより車約60分