群馬県前橋市に位置する「ぐんまフラワーパーク」は、群馬県立の植物園であり、赤城山の裾野に広がる広大な敷地に存在しています。この植物園は、年間を通じて花々を楽しむことができる温室が5棟あり、さらに年に7回の花まつりが開催されることでも知られています。訪れる人々は、四季折々の美しい花々に囲まれながら、自然と触れ合い、癒しのひとときを過ごすことができます。
「ぐんまフラワーパーク」は、総面積18.4ヘクタールという広大な敷地を誇り、その中には約6000平方メートルのフラトピア大花壇や、高さ18メートルのパークタワーが設置されています。さらに、園内は温室エリア、庭園エリア、ガーデンエリア、そしてキッズエリアに分かれており、各エリアで多様な楽しみ方ができるようになっています。
春にはフラトピア大花壇で20万球ものチューリップが咲き誇り、まさに圧巻の景観を楽しむことができます。一方、冬になると数十万から100万個ものイルミネーションが点灯され、幻想的な光景が広がります。
園内中央に位置するパークタワーは、高さ18メートルの展望台として、訪れる人々に素晴らしい眺望を提供しています。北には雄大な赤城山がそびえ、南側には関東一円の景色が広がります。天気が良ければ、富士山や東京スカイツリーまで見渡すことができる贅沢なロケーションです。特に冬のイルミネーション期間中には、プロジェクションマッピングも行われ、夜景が一層華やかに彩られます。
ダリア園では、夏から秋にかけて約290品種、1,350株のダリアが咲き誇ります。ダリアまつり期間中には「まるごと美味しいダリアまつり」と題し、ダリアを使った料理を堪能できるイベントも開催されます。これにより、訪れる人々はダリアの美しさだけでなく、その味覚も楽しむことができます。
子ども連れのファミリーにも嬉しい設備が充実しているのが、キッズエリアです。ふわふわドームやローラーコースター、緑の迷路、カリヨンの花時計、遊具広場など、多彩な遊具が揃っており、子どもたちは一日中遊び尽くすことができます。また、夏の間はじゃぶじゃぶ池で水遊びを楽しむことができるため、親子で涼を取るのにも最適です。さらに、エリア東側には桜の散歩道があり、早咲きの桜が春の訪れを告げるかのように咲き誇ります。
関越自動車道前橋ICから約40分、または北関東自動車道駒形ICから約30分の距離に位置しており、車でのアクセスも便利です。
上毛電鉄上毛線の大胡駅からはデマンドバスまたはタクシーで15分ほどで到着します。このため、公共交通機関を利用してのアクセスも容易です。
「ぐんまフラワーパーク」は、1992年(平成4年)に開園しました。敷地面積は18.4ヘクタールにも及び、総工費約71億円をかけて建設されました。工期は約3年で、平成元年に着工され、平成3年に完成しました。現在では、群馬県前橋市に本社を置くカネコ種苗が命名権を取得しており、2018年4月より名称が「カネコ種苗ぐんまフラワーパーク」となっています。しかし、2023年4月から2025年4月までの2年間は休園期間に入り、リニューアルオープンが予定されています。
また、群馬県前橋市には他にも魅力的な観光地が点在しており、たとえば「敷島公園ばら園」はその一例です。こちらも美しいバラの花々が見どころで、多くの観光客が訪れる人気のスポットとなっています。群馬県を訪れた際には、ぜひ「ぐんまフラワーパーク」と合わせて、これらの観光地も巡ってみてはいかがでしょうか。