尾瀬戸倉温泉は、群馬県利根郡片品村に位置する山あいの温泉地です。本州最大級の湿原を有する尾瀬の玄関口・大清水登山口にほど近く、尾瀬観光の拠点として発展してきました。鎌田温泉、片品温泉、幡谷温泉、丸沼温泉とともに「片品温泉郷」を構成する温泉地の一つであり、自然と温泉、そして四季折々のアクティビティを楽しめるエリアとして多くの人々に親しまれています。
尾瀬戸倉温泉の泉質は、ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉、またはアルカリ性単純温泉です。泉温は約38度と比較的やわらかく、ゆったりと長湯を楽しめるのが特長です。神経痛やリウマチ、創傷などに効果があるといわれており、登山やスキーの後の疲労回復にも適しています。
※効能はすべての方に同様の効果を保証するものではありません。
尾瀬戸倉は、国立公園である尾瀬への主要な玄関口の一つです。尾瀬は群馬・福島・新潟・栃木の4県にまたがる広大な自然公園で、2007年に尾瀬国立公園として指定されました。ミズバショウやニッコウキスゲ、ワタスゲなどの高山植物が咲き誇り、整備された木道を歩きながら誰もが気軽に自然散策を楽しむことができます。
尾瀬戸倉温泉は、鳩待峠や大清水登山口へのアクセス拠点として便利な立地にあり、春から秋にかけては尾瀬ハイキング、冬はスキー・スノーボードを楽しむ観光客で賑わいます。周辺には武尊山や日光白根山といった名峰もあり、登山愛好家にも人気のエリアです。
温泉街は国道401号沿いに広がり、約30~40軒の旅館や民宿、ペンションが軒を連ねています。そのうち多くの宿が源泉を引湯し、それぞれ趣の異なる温泉を提供しています。家庭的な雰囲気の民宿から大型ホテルまで幅広く揃っており、目的や予算に応じて選ぶことができます。
たとえば、バス停に近く利便性の高い「ホテル玉城屋」、家庭的なおもてなしが魅力の「温泉民宿一仙」や「温泉宿四季亭」、地元食材を活かした料理が評判の宿など、個性豊かな宿泊施設が揃っています。いずれも尾瀬観光やスキー、スポーツ合宿の拠点として利用されています。
尾瀬戸倉の中心施設の一つが「尾瀬ぷらり館」です。館内には観光案内所や尾瀬ネイチャーセンターがあり、尾瀬散策の情報収集に便利です。また、源泉かけ流しの温泉を楽しめる日帰り入浴施設「戸倉の湯」も併設されており、登山帰りやドライブの途中に立ち寄る方も多く見られます。
尾瀬戸倉地区には、野球場やサッカー場、テニスコートなどのスポーツ施設も整備されており、夏季は高原でのスポーツ合宿が盛んに行われています。冷涼な気候と豊かな自然環境の中で練習に打ち込めることから、学生や社会人チームに人気の合宿地となっています。
冬季には「スノーパーク尾瀬戸倉」をはじめとするスキー場が近くにあり、ゲレンデが目の前という立地のロッジやホテルもあります。四季を通じて多彩なレジャーを楽しめる総合リゾートエリアといえるでしょう。
尾瀬戸倉温泉の歴史は比較的新しく、開湯は1990年代です。2000年には新たな源泉の掘削も行われ、温泉地としての基盤が整えられました。また、周辺には戸倉関所跡や復元された尾瀬戸倉関所など、地域の歴史を感じさせる史跡も点在しています。
関越自動車道・沼田ICから国道120号を日光方面へ進み、鎌田信号を左折して国道401号へ。沼田ICから約1時間で到着します。
上越線・沼田駅、または上毛高原駅から関越交通バス「鎌田・戸倉・大清水方面」行きに乗車し、「鳩待峠行バス連絡所」下車です。
尾瀬戸倉温泉は、雄大な自然に抱かれながら、温泉とアクティビティの両方を楽しめる魅力あふれる温泉地です。春から秋は尾瀬の花々と湿原散策、冬は白銀のゲレンデと温泉という贅沢な組み合わせが待っています。
お肌がすべすべになると評判の湯に浸かり、澄んだ高原の空気を胸いっぱいに吸い込めば、心身ともに癒されることでしょう。尾瀬の自然を訪れる際は、ぜひ尾瀬戸倉温泉でゆったりとしたひとときをお過ごしください。