群馬県利根郡片品村に位置するオグナほたかスキー場は、正式名称を「片品村営スノーパル・オグナほたか」といい、豊かな自然に囲まれた村営のスキー場です。標高1,828メートルの高地から滑り出す全長約3,500メートルのロングクルージングが大きな魅力で、良質な天然パウダースノーを堪能できるエリアとして知られています。周辺には大規模スキー場もありますが、比較的混雑が少なく、ゆったりと滑走を楽しめる“穴場”的な存在として多くのスキーヤーやスノーボーダーに親しまれています。
ゲレンデ最上部からは、緩急に富んだコースをつなぎながら、約3.5kmの滑走を一気に楽しむことができます。谷川岳や武尊山を越えて吹き込む乾いた冷たい風が、きめ細やかで軽い雪をもたらし、エリア全体は天然雪のみで営業している点も特長のひとつです。人工降雪機に頼らない自然本来の雪質は、降雪後のコンディションが特に素晴らしく、隠れたパウダーエリアとして高い評価を得ています。
また、早朝の整ったゲレンデを滑走できる「スマートファーストトラック」チケットを利用すれば、誰よりも早く最高のバーンコンディションを体験することが可能です。朝日に照らされた静かな斜面を滑る時間は、格別の爽快感を味わわせてくれます。
オグナほたかスキー場には、多彩なキッカーやジブアイテムを備えたスノーパークが設置されており、スノーボーダーやフリースタイルスキーヤーから高い人気を集めています。地形を活かしたレイアウトに加え、バンクやスパインなど流れの中で楽しめるセクションも充実しており、レベルを問わずチャレンジできる構成となっています。
一方で、スキーやスノーボードをしない方や小さなお子様にも配慮された環境が整っている点も魅力です。スノーエスカレーターを活用したそり遊びエリアや、初めて雪に触れるお子様向けのキッズ広場が設けられており、家族みんなで安心して雪遊びを楽しむことができます。初心者から上級者、キッズからシニア世代まで、一日を通して思い思いのスタイルでウィンタースポーツを満喫できるスキー場です。
関越自動車道沼田ICからは約25km、群馬県道64号平川横塚線を利用してアクセスできます。やや急な峠道はありますが、比較的スムーズに到着できる立地です。JR上越線沼田駅からはタクシーで約50分となっています。
駐車場は全日無料で利用でき、時間を気にせずゆったりと滞在できるのも嬉しいポイントです。センターハウス周辺に複数の駐車場が整備され、土日祝日には一部駐車場からシャトルバスも運行されます。ゲレンデはリフト6基・全9コースで構成され、中規模ながらもバランスの取れたレイアウトとなっています。レストランもゲレンデ下部を中心に複数あり、温かい食事で体を休めることができます。
最上部のリフト降り場からは、スノーシューなどを使用して前武尊山方面へハイクアップすることも可能で、近年増加しているバックカントリースキーヤーやスノーボーダーにとっても魅力的な環境となっています。ただし、スキー場として公式コースに設定されているわけではなく、安全管理は自己責任となるため、十分な装備と知識が求められます。現地には注意喚起の表示も設けられ、安全への配慮がなされています。
1975年に「国設武尊スキー場」として開業し、その後「スノーパル・オグナ武尊」を経て、2013-2014シーズンより現在の「オグナほたかスキー場」の名称で営業しています。運営体制の変更やリフトの更新などを経ながら、地域とともに歩み続けてきました。現在は片品村振興公社が指定管理者として運営を担い、地域に根ざしたスキー場として安定した運営が行われています。
さらに、ゲレンデ近隣には日帰り入浴施設もあり、滑走後に温泉で体を温める楽しみも用意されています。豊かな自然、良質な雪、そして温かみのある運営体制が調和したオグナほたかスキー場は、冬の片品村を代表する観光スポットとして、多くの来訪者に心地よい時間を提供しています。