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照葉峡

(てりはきょう)

秘境の趣に満ちた美しい渓谷

照葉峡は、群馬県みなかみ町の山深い奥利根エリアに広がる、自然美にあふれた渓谷です。利根川の支流にあたる沢の上流に位置し、清らかな水の流れと豊かな森林が織りなす景観が訪れる人々を魅了します。秘境の雰囲気に包まれたこの渓谷は、静かな自然の中で四季の移ろいを感じることができる場所として知られ、みなかみ町を代表する名所のひとつとなっています。

渓谷はおよそ全長約9kmにわたり続き、その中でも特に見どころとなるのが、俳人水原秋桜子によって名付けられた大小11の滝です。これらの滝は下流から上流へと続く約5kmの区間に点在しており、澄んだ渓流とともに美しい景観をつくり出しています。

俳人・水原秋桜子が名付けた11の滝

照葉峡の魅力の一つが、文学的な趣を感じさせる滝の名前です。これらの滝は、俳人である水原秋桜子がその景観に感銘を受けて命名したもので、それぞれに自然の情景や神秘的な雰囲気を表現する美しい名前が与えられています。

照葉峡に点在する主な滝

照葉峡には次のような11の滝が存在します。

潜龍の滝/岩魚の滝/白龍の滝/山彦の滝/翡翠の滝/木精の滝/つづみの滝/不断の滝/時雨の滝/木の実の滝/ひぐらしの滝

これらの滝はそれぞれ異なる表情を持ち、岩肌を滑るように流れるものや、静かに落ちる小滝など、さまざまな景観を楽しむことができます。特に下流の潜龍の滝から上流のひぐらしの滝までの約5kmは、照葉峡の見どころが連なる区間として知られています。

関東の奥入瀬とも称される美しい渓谷

照葉峡はその景観の美しさから、しばしば「関東の奥入瀬」と称されます。青森県の奥入瀬渓流のように、清流と滝、そして豊かな森林が調和した景観が広がり、訪れる人々に深い感動を与えます。

特に秋の紅葉は見事で、俳人・水原秋桜子が「日本一の紅葉」と称えたともいわれるほどです。赤や黄色、橙色に染まった木々と、白く流れ落ちる滝のコントラストは非常に美しく、まるで絵画のような景色が広がります。

四季折々の自然の美しさ

新緑の季節

6月頃になると、山々は鮮やかな新緑に包まれます。澄んだ渓流と若葉の緑が織りなす景色はとても爽やかで、初夏の涼やかな空気の中で自然の息吹を感じることができます。

紅葉の季節

照葉峡が最も多くの人々を魅了するのが、10月上旬から下旬にかけての紅葉シーズンです。渓谷一帯が赤や黄色に色づき、滝や清流と相まって幻想的な風景が広がります。特に10月中旬から下旬が見頃とされ、多くの観光客や写真愛好家が訪れます。

ドライブで楽しむ絶景スポット

照葉峡周辺には遊歩道が整備されていないため、渓谷の景観は主に車窓から楽しむドライブコースとして知られています。山道を走りながら、次々に現れる滝や清流の景色を眺めることができるため、紅葉シーズンには特に人気があります。

なお、周辺には専用駐車場や歩道が整備されていないため、観光の際には安全運転を心掛けながら景観を楽しむことが大切です。

照葉峡へのアクセス

車でのアクセス

関越自動車道水上ICから国道291号線を直進し、「大穴」信号を右折します。その後、国道63号線を進むと照葉峡へ到着します。尾瀬方面へ向かう道路の途中にあり、ドライブコースとしても人気があります。

なお、照葉峡は山深い場所に位置しているため、公共交通機関でのアクセスはできません。訪れる際は自家用車やレンタカーなどを利用する必要があります。

秘境の自然を満喫できる奥利根の名所

照葉峡は、奥利根の豊かな自然の中で静かに流れる渓谷美を楽しめる場所です。清らかな渓流、個性豊かな11の滝、そして四季折々の風景が訪れる人々の心を癒やします。特に紅葉の季節には、山全体が色鮮やかに染まり、まさに秘境と呼ぶにふさわしい絶景が広がります。

みなかみ町の奥深い自然を体感できる照葉峡は、ドライブや観光の途中にぜひ立ち寄りたい魅力的なスポットです。四季ごとに異なる表情を見せるこの渓谷で、ゆったりとした自然の時間を味わってみてはいかがでしょうか。

Information

名称
照葉峡
(てりはきょう)

みなかみ

群馬県