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桐生 赤城 観光ガイド

桐生・赤城には桐生城址、梅田湖(桐生川ダム)などの観光スポット、桐生八木節まつりなどの観光イベント、ひもかわうどんなどのご当地グルメがあります。

桐生は群馬県の東にあり、奈良時代から続く絹織物が代表的な産業で、京都の西陣織と並び称されています。渡良瀬川と桐生川が流れ、足尾山地が広がっており、平地部分に人口が集中しています。

群馬県の東部に位置する館林は栃木県と隣接しており、冬場はからっ風が吹き、夏場は40度と超える猛暑を記録することもあります。

また、渡良瀬川に下流には渡良瀬遊水地が広がり、多くのゴルフ場やバーベキュー施設が存在しています。その広いエリアを活かして熱気球やスカイダイビング、トライアスロン大会などスポーツイベントも開催されています。

桐生を代表するグルメは手打ちうどんです。地元で採れた山菜の天ぷらと召し上がってください。手打ちうどん屋が数多く並び、桐生うどんの里では味わうだけでなく手打ちうどん体験や工場見学をすることもできます。手打ちうどんだけでなく、手打ち蕎麦も評判です。

ソースカツ丼も名物で、ソースで味付けされたシンプルなカツ丼はサクサクの歯ごたえです。また、館林でも美味しい手打ちうどんと手打ち蕎麦を味わうことができます。老舗の和食もあるので、あらゆる美食家を満足させることができるでしょう。

桐生市街地近くには桐生が岡動物園があり、希少な動物と触れ合うことができます。桜やツツジなどの樹木も豊富で、シーズン中は見事な花を咲かせます。桐生が岡動物園北側の桐生が岡遊園地ではリーズナブルにアトラクションを堪能することができます。

鎌倉時代に築城された山上城は現在山上城跡公園となっており、アスレチック施設などがあります。アクティブに楽しみたいのであれば、カリビアンビーチという室内プールがおすすめです。

赤城は、赤城山が有名で、冬にはちょっとしたスキーなどが楽しめる施設がある他、山頂には赤城湖という湖があり、氷が厚く覆うシーズンになるとワカサギ釣りを楽しむ人達で多く賑わいます。登山やアウトドアを楽しむために立ち寄るスポットとしておすすめです。

桐生 赤城のおすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

ひもかわうどん

桐生が誇る迫力満点の幅広麺

群馬県桐生地方に伝わる「ひもかわうどん」は、その名のとおり、ひものように平たく幅広い麺が特徴の郷土料理です。一目見ただけで驚くほどの幅を持つ麺は、ほかの地域ではなかなか出会うことができない独特の存在感を放っています。なかには幅が10センチメートルを超えるものもあり、その迫力ある見た目からテレビや雑誌などでもたびたび紹介され、注目を集めてきました。 しかし、ひもかわうどんの魅力は見た目のインパクトだけではありません。小麦の産地として知られる群馬の風土、そして織物の町として栄えてきた桐生の歴史と深く結びつきながら、長い年月をかけて育まれてきた食文化なのです。 小麦文化が育んだ桐生の味 群馬県...»

コロリン シュウマイ

桐生が誇る、なつかしのご当地グルメ

群馬県桐生市で長年親しまれてきた「コロリンシュウマイ」は、素朴でどこか懐かしい味わいが魅力のご当地グルメです。ふっくらと丸く、もちもちとした食感。蒸したてのアツアツに特製ソースと青のりをかけていただくその姿は、一見するとたこ焼きのようにも見えます。しかし、その味わいは他にはない独特のもので、桐生ならではの食文化を感じさせてくれます。 終戦前後、駄菓子屋の一角で販売が始まったといわれ、約80年にわたり地域の人々に愛され続けてきました。移動販売からスタートし、のちに店舗を構えて約40年。2025年12月4日、設備の老朽化や材料費の高騰などの影響により惜しまれつつ閉店しましたが、その名と味は今もな...»

桐生うどん

織都に息づく伝統の味

桐生うどんは、群馬県桐生市とその周辺地域で古くから親しまれてきた郷土料理です。江戸時代より続く粉食文化の中で育まれ、地域の暮らしとともに歩んできました。冠婚葬祭の席にも欠かせない存在といわれるほど、地元の人々に深く根付いた名物グルメです。 桐生市内を流れる清らかな桐生川の水と、肥沃な大地で育まれた良質な小麦。この自然の恵みから生まれる桐生うどんは、一般的なうどんよりもやや太く、しっかりとしたコシとつるりとしたのど越しが特徴です。少量の薬味だけで麺本来の味わいを楽しむ「もりうどん」が特におすすめで、素材の良さを存分に堪能できます。 小麦文化が育んだ郷土の味 群馬県は全国有数の小麦の産地とし...»

赤城南面 千本桜

日本さくら名所100選の桜のトンネル

赤城南面千本桜は、群馬県前橋市宮城地区に位置する、県内を代表する桜の名所です。公益財団法人日本さくらの会が選定する「さくら名所100選の地」にも名を連ね、毎年春になると県内外から多くの観光客が訪れます。 赤城山の南麓、標高およそ430メートルから700メートルにかけて広がる緩やかな斜面に、約1,400本ものソメイヨシノが咲き誇る風景は圧巻です。満開時には桜が道路を覆うように枝を広げ、見事な桜のトンネルを作り出します。その美しさは、訪れる人々の心を魅了し続けています。 誕生の歴史と地域の想い この桜並木は、1956年(昭和31年)から3年間にわたり実施された緑化推進事業の一環として整備され...»

大洞赤城神社

湖上に浮かぶ幻想的な神社

大洞赤城神社は、群馬県前橋市の赤城山山頂付近にある大沼(おの)の東岸に突き出た半島「小鳥ヶ島」に鎮座する神社です。正式名称は「赤城神社」ですが、全国各地に存在する赤城神社と区別するため、一般的には「大洞赤城神社」と呼ばれています。 湖に囲まれた朱塗りの社殿が水面に映える景観は非常に美しく、霧が立ち込める朝や夕暮れには、まるで神社が湖上に浮かんでいるかのような幻想的な光景が広がります。その神秘的な雰囲気から、群馬県内でも屈指のパワースポットとして知られ、多くの参拝者や観光客が訪れる人気の場所となっています。 赤城山信仰と神社の魅力 大洞赤城神社は、古くから続く赤城山信仰の中心的存在の一つで...»

赤城山

日本百名山、日本百景の群馬を代表する名山

赤城山は、群馬県北東部に広がる山域の総称で、黒檜山(くろびさん)を最高峰とする複数の峰々から成る雄大な火山です。単独の山頂を指す名称ではなく、連なる山々全体を「赤城山」と呼ぶ点が大きな特徴です。日本百名山、関東百名山、上毛三山にも選ばれる名山として、多くの登山者や観光客に愛されています。 赤城山には初心者から中級者まで楽しめる多彩な登山コースが用意されており、四季折々の美しい自然を楽しむことができる人気の観光スポットです。山頂付近の大沼湖畔ではキャンプ(予約制)やボート、ワカサギ釣りなどのアクティビティが楽しめます。 赤城山の地形と自然の魅力 赤城山は、中央に広がるカルデラを取り囲む1,...»

貴船神社(みどり市)

貴船神社は、群馬県みどり市大間々町塩原に位置する由緒ある神社です。神社は大間々町の中心部から足尾街道を渡り、渡良瀬川に沿って遡ったところにある古生層の断崖の上に鎮座しています。この場所からは赤城山の雄大な姿を仰ぎ見ることができ、例年約20万人の初詣参拝者が訪れる群馬県内でも有数の神社です。 概要 貴船神社は、その歴史的背景や文化的意義から、地元のみならず広く信仰を集めています。社殿の周囲には美しい自然が広がり、参拝者は神聖な空気に包まれた静寂の中で祈りを捧げることができます。 祭神 貴船神社には以下の三柱の神々が祀られています。 高龗神(たかおかみのかみ): 水の神として古くから...»

岩宿遺跡

岩宿遺跡は、群馬県みどり市に位置する旧石器時代の遺跡で、国の史跡に指定されています。この遺跡は、日本における旧石器時代の存在を明らかにした重要な発見の地として知られています。 岩宿遺跡の発見 岩宿遺跡は、1946年(昭和21年)に当時在野の考古学者であった相沢忠洋によって発見されました。相沢は、群馬県内の赤城山南東の関東ローム層から黒曜石製の打製石器を発見し、それまでの土器時代以前の日本列島には人類が居住していなかったという定説を覆しました。この発見により、日本にも旧石器時代が存在したことが証明され、その後、日本全国で旧石器時代の遺跡が次々と発見されるきっかけとなりました。 岩宿遺跡の位...»

桐生が岡公園

自然と笑顔があふれる桐生の憩いの総合公園

群馬県桐生市宮本町・西久方町に位置する桐生が岡公園は、豊かな緑に囲まれた丘陵地に広がる桐生市立の総合公園です。市街地にありながら四季折々の自然を感じることができ、園内には動物園と遊園地が併設されています。入園料が無料という全国でも珍しい特徴を持ち、市民はもちろん、県内外から多くの来園者が訪れる桐生を代表するレジャースポットです。 地元では親しみを込めて「岡公園」と呼ばれ、世代を超えて愛されてきました。春には園内に咲き誇る桜が丘を彩り、花見の名所としても知られています。自然の地形を生かした園内は散策にも最適で、家族連れからご高齢の方まで、それぞれの楽しみ方ができる場所となっています。 桐生の...»

ぐんま昆虫の森

里山で出会う命のきらめき

群馬県桐生市新里町に広がるぐんま昆虫の森は、全国的にもめずらしい「昆虫」をテーマにした体験型教育施設です。広大な里山環境のなかで、実際に昆虫を探し、観察し、自然との関わりを学ぶことができるこの場所は、子どもから大人まで多くの人々に親しまれています。単なる展示施設ではなく、五感を使って自然と向き合うことができる“生きた学びの場”として、高い評価を受けています。 約45ヘクタールに広がる本格的な里山環境 園内は約45ヘクタールにも及ぶ広大な敷地を有し、雑木林や小川、田畑、原っぱなど、日本の原風景ともいえる里山の環境が丁寧に再現されています。この自然豊かなフィールドでは、1400種類以上の昆虫や...»

カリビアン ビーチ

南国気分を満喫できる関東最大級の屋内ウォーターパーク

群馬県桐生市新里町に位置するカリビアンビーチは、正式名称を「桐生市新里温水プール」という、市営の全天候型ウォーターパークです。総面積約15.3ヘクタールを誇り、屋内温水プールとしては関東地方最大級の規模を有しています。平均室温は約35度、水温は約32度に保たれており、一年を通して常夏のリゾート気分を味わえるのが大きな魅力です。 施設は1998年4月に開業し、以来、地域住民のみならず県外からも多くの来場者を迎えてきました。「海なし県に海を!」という発想のもと誕生したこの施設は、単なる市営プールの枠を超えた本格的なレジャー空間として、多くの人々に親しまれています。 カリブ海をテーマにした非日常...»

桐生新町

織都の記憶を今に伝える歴史的町並み

群馬県桐生市の中心部、本町通り周辺に広がる桐生新町は、江戸時代初期に町立てが行われた歴史ある町です。かつて上野国山田郡に属し、桐生織の集散地として発展してきました。現在も町立て当初の地割りが色濃く残り、町屋や土蔵、そして特徴的な鋸屋根(ノコギリ屋根)工場など、多様な建造物が調和した景観を形成しています。 その歴史的価値が評価され、2012年には国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。さらに2015年には、日本遺産「かかあ天下-ぐんまの絹物語-」の構成文化財の一つとして認定され、桐生の織物文化を象徴するエリアとして広く知られています。 徳川家康の命により誕生した町 桐生新町の成立は...»

草木ダム

渡良瀬川を守り、首都圏を支える巨大ダム

草木ダムは、群馬県みどり市東町座間に位置し、一級河川・利根川水系渡良瀬川の本川上流部に建設された多目的ダムです。独立行政法人水資源機構が管理し、洪水調節や利水、水力発電など多岐にわたる役割を担っています。ダムによって生まれた人造湖は草木湖(くさきこ)と名付けられ、四季折々の自然美を楽しめる観光地としても広く親しまれています。 高さ140メートルを誇る重力式コンクリートダム 草木ダムは高さ140.0メートルの重力式コンクリートダムで、利根川水系でも有数の規模を誇ります。総貯水容量は約6,000万トンに及び、首都圏の水がめとして重要な役割を果たしています。完成は1977年(昭和52年)。旧称は...»

みどり市立 富弘美術館

草木湖畔に広がる詩画の世界

みどり市立富弘美術館は、群馬県みどり市東町草木に位置する市立美術館で、水彩の詩画作家として国内外で高く評価されてきた星野富弘の作品を常設展示する施設です。草木湖のほとりという自然豊かな環境の中に建ち、やさしい詩と透明感あふれる水彩画の世界に静かに浸ることができます。道の駅富弘美術館にも登録されており、観光と芸術鑑賞を同時に楽しめる、みどり市を代表する文化拠点となっています。 星野富弘の生涯と詩画の魅力 不幸にも襲われた青年と、花との出会い 1946年、旧勢多郡東村(現・みどり市)に生まれた星野富弘は、中学校の体育教師として働いていましたが、1970年にクラブ活動中の事故で頸髄を損傷し、手...»

わたらせ渓谷鐵道

わたらせ渓谷鐵道は、群馬県と栃木県を結ぶ特定地方交通線である足尾線を引き継いで運営している第三セクターの鉄道事業者です。この企業は、旧足尾線を現在の「わたらせ渓谷線」として運行しており、地元住民や観光客に広く親しまれています。 企業の名称と通称 わたらせ渓谷鐵道は、「わ鐵」と呼ばれることが一般的です。地元住民の中には、愛着を込めて「わた渓」と呼ぶ人もおり、さらに古くから住む方々は、かつての名称である「足尾線」と呼び続けている場合もあります。 会社の歴史 1988年 - 1989年: 設立と初期の展開 1988年(昭和63年)3月29日、第9回協議会において、足尾線を第三セクター鉄道に...»

道の駅 赤城の恵

赤城南麓の自然と恵みを満喫できる憩いの拠点

道の駅 赤城の恵は、群馬県前橋市に位置する群馬県道34号渋川大胡線沿いの道の駅です。雄大な赤城山の南麓、自然豊かな荻窪公園の敷地内に整備されており、温泉・農産物直売所・レストラン・情報発信施設などを兼ね備えた複合型の観光交流拠点として、多くの来訪者に親しまれています。 前橋市中心市街地から北東へ約8キロメートルの場所にあり、平成21年5月に旧富士見村と合併した新生前橋市のほぼ中央に位置しています。さらに、国道17号上武道路から約1.5キロメートルという利便性の高い立地にあり、市内外・県外からのアクセスも良好です。赤城南麓の美しい景観と澄んだ空気に包まれながら、ゆったりとした時間を過ごすことが...»

覚満淵

赤城山の頂に広がる神秘の湿原

覚満淵は、群馬県前橋市富士見町赤城山に位置する標高約1,360メートルの高地に広がる美しい湿原です。赤城山の山頂付近、大沼の南東約600メートルにあり、小沼にもほど近い場所にあります。周囲はおよそ800メートルから1キロメートルほどの小さな湿原ですが、その豊かな自然環境から「小さな尾瀬」や「小尾瀬」とも称され、多くの自然愛好家や写真愛好家に親しまれています。 赤城山は群馬県を代表する名峰として知られていますが、その頂にこのような貴重な湿原が存在していることは、訪れる人にとって大きな驚きと感動をもたらします。静寂に包まれた湿原の風景は、日常の喧騒を忘れさせてくれる特別な時間を与えてくれます。 ...»

道の駅ふじみ

赤城山の恵みに出会う憩いの拠点

道の駅ふじみは、群馬県前橋市、赤城山の中腹を東西に走る国道353号沿いに位置する道の駅です。雄大な赤城山を望む自然豊かな環境のなかにあり、観光やドライブの途中に気軽に立ち寄ることができる人気の休憩スポットとなっています。 平成21年に前橋市へ編入された旧富士見村のほぼ中心に位置し、日本百名山の一つである赤城山の観光ルートにも近接しています。主要地方道前橋・赤城線との交差点から約1キロメートルという立地の良さから、赤城山を訪れる多くの観光客が足を運びます。 富士見温泉 見晴らしの湯 ふれあい館 道の駅ふじみの大きな魅力のひとつが、日帰り温泉施設「富士見温泉 見晴らしの湯 ふれあい館」です。...»

赤城温泉郷

赤城山南麓に広がる歴史と名湯の里

赤城温泉郷は、群馬県を代表する名峰・赤城山の南麓に点在する温泉地の総称です。標高1,827.6メートルを誇る赤城山の雄大な自然に抱かれ、四季折々の風景とともに静かな湯浴みを楽しめる山あいの温泉郷として親しまれております。古くから湯治場として利用され、現在もなお、素朴で落ち着いた雰囲気の中で心身を癒やすことができる場所です。 赤城山南斜面に点在する温泉地 温泉地は、赤城山南斜面の中腹、群馬県道16号大胡赤城線周辺の標高およそ900メートルから700メートル付近に広がっています。荒砥川沿いには赤城温泉や忠治温泉、粕川沿いには滝沢温泉があり、それぞれが自然豊かな渓谷美に囲まれています。さらに、標...»

三夜沢 赤城神社

赤城神社は、群馬県前橋市三夜沢町に鎮座する歴史ある神社で、式内社(名神大社)論社、上野国二宮論社に数えられます。旧社格は県社で、正式名称は「赤城神社」ですが、他の赤城神社と区別するため「三夜沢赤城神社」とも呼ばれています。関東地方を中心に全国約300社存在する赤城神社の中で、当社は本宮と推測される重要な神社の一つです。 赤城の杜に鎮座する地域の守り神 赤城神社は、赤城山南麓に広がる豊かな自然の中に位置し、国道353号線から参道の松並木を北上すると、杉に囲まれた荘厳な神社が姿を現します。境内は自然に包まれ、静謐な雰囲気が漂うパワースポットとして知られ、特に年末年始や祭事の際には多くの参拝者で...»

桐生市

伝統と創造が息づくまち

群馬県南東部に位置する桐生市は、古くから「織都(しょくと)」として知られ、日本の織物文化を支えてきた歴史ある都市です。奈良時代より絹織物の産地として名を馳せ、「桐生は日本の機どころ」と上毛かるたに詠まれるほど、その名声は広く知られてきました。市内には数多くの産業遺産や歴史的建造物が残り、桐生新町地区は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。さらに、桐生織物会館旧館を含む文化財群は日本遺産にも認定され、今なお往時の繁栄を感じさせます。 山々に囲まれ、渡良瀬川と桐生川の清流が流れる自然豊かな環境も桐生市の大きな魅力です。都市の利便性と山里の静けさが調和する風景は、訪れる人に安らぎと発見...»

道の駅くろほね・やまびこ

山里の恵みと温もりに出会う休憩オアシス

道の駅くろほね・やまびこは、群馬県桐生市黒保根町下田沢、国道122号沿いに位置する道の駅です。日光方面へと続く幹線道路の途中にあり、ドライブの休憩スポットとして親しまれています。観光地・日光へも車でおよそ1時間とアクセスが良く、山あいの風景に包まれながら、ほっとひと息つける“旅のオアシス”としての役割を担っています。 駅名に含まれる「くろほね」は、設置当時の所在地であった黒保根村に由来しています。周囲には清流や山並みが広がり、四季折々の自然が感じられる環境の中で、地域の魅力を発信する拠点として発展してきました。隣接する水沼駅温泉センター(わたらせ渓谷鐵道水沼駅と一体化した温泉施設)も人気を集...»

桐生織

千年の歴史を紡ぐ絹のまち・桐生の誇り

桐生織は、群馬県桐生市およびその周辺地域で生産される伝統ある絹織物です。その起源は奈良時代にまでさかのぼるとされ、日本の織物史において特筆すべき存在として発展してきました。「西の西陣、東の桐生」と称されるほど高い評価を受け、昭和初期までは日本の基幹産業の一つとして大いに栄えました。 山々に囲まれ、清流・桐生川と渡良瀬川に抱かれた盆地に広がる桐生市は、古くから養蚕が盛んな土地でした。気候や水資源に恵まれたこの地で育まれた絹は、やがて高度な織物技術と結びつき、独自の産地を形成していきます。群馬の郷土かるた「上毛かるた」でも“日本の機どころ”として詠まれるほど、桐生は織物のまちとして広く知られてき...»

桐生織物記念館

織都・桐生の歴史と誇りを伝える産業遺産

群馬県桐生市にある桐生織物記念館は、1300年以上の伝統を誇る桐生織の歴史と技術、そして産地の歩みを今に伝える象徴的な建築物です。昭和初期に建てられた重厚な洋風建築は、かつて桐生織物業界の中枢として機能し、産地の発展を力強く支えてきました。現在は観光拠点として整備され、桐生織の魅力を体感できる施設として多くの来訪者を迎えています。 昭和モダンを伝える歴史的建築 旧館は昭和9年(1934年)、当時の桐生織物同業組合の事務所として建設されました。外壁には当時流行したスクラッチタイルが張り巡らされ、青緑色の洋瓦を載せた屋根が印象的な外観を形づくっています。木造2階建ての建物は洋風の意匠を取り入れ...»

絹撚記念館

近代化を支えた撚糸工場の記憶を今に伝える建築

群馬県桐生市にある絹撚記念館は、かつて日本有数の規模を誇った撚糸工場の事務所棟を活用した歴史的建造物です。大正6年(1917年)に建てられたこの建物は、近代日本の殖産興業政策を背景に発展した桐生の繊維産業の歩みを物語る貴重な存在です。現在は郷土資料を展示する施設として公開され、桐生の近代化遺産を体感できる観光スポットとなっています。 「模範工場」の事務所として誕生 絹撚記念館は、明治35年(1902年)に設立された桐生撚糸合資会社の事務所棟として建設されました。当時、国の殖産興業政策のもとで整備された全国6か所の「模範工場」の一つであり、桐生の撚糸工場はその代表的な存在でした。 撚糸(ね...»

桐生織物参考館“紫”

桐生織物参考館“紫”は、群馬県桐生市に位置する体験型の織物博物館です。明治10年(1877年)創業の森秀織物が、長年にわたり培ってきた技術と歴史を広く伝えるために設立しました。桐生は古くから絹織物の産地として栄え、「西の西陣、東の桐生」と称されるほど日本の織物文化を代表する地域です。その伝統と革新の歩みを、実際に“見て・触れて・体験できる”施設として、多くの来館者に親しまれています。 森秀織物と御召の機械化 森秀織物は創業以来、養蚕と機織りを基盤に発展してきました。とりわけ高級絹織物である「御召(おめし)」の製造において、いち早く機械化に成功した名門工場として知られています。戦時中、多くの...»

桐生からくり人形

織都に息づく精巧な舞台芸術

桐生からくり人形は、群馬県桐生市に伝わる貴重な舞台からくり芸能です。江戸文化の粋と桐生の高度な織物技術が融合して生まれたもので、機械仕掛けの人形が舞台上で生きているかのように動き、物語を演じます。織都・桐生ならではの技と情熱が結実した文化遺産であり、現在も復元上演が行われ、多くの人々を魅了しています。 御開帳とともに栄えたからくり芝居 桐生からくり人形は、桐生天満宮の御開帳にあわせて披露された見世物のひとつとして発展しました。御開帳は江戸時代末期から昭和期にかけて盛大に行われ、本町通りでは各町が趣向を凝らした出し物を披露していました。その中でも特に人気を博したのが、からくり人形による芝居で...»

桐生が岡動物園

自然とともに歩む市民の憩いの動物園

群馬県桐生市に位置する桐生が岡動物園は、1953年(昭和28年)4月1日に「桐生ヶ岡公園動物園」として開園しました。開園と同時に公益社団法人日本動物園水族館協会へ加盟し、県内唯一の公立動物園として歩みを始めました。令和5年には開園70周年を迎え、長きにわたり市民や観光客に親しまれてきた歴史ある動物園です。 実は動物園として正式に開園する以前、大正時代からこの地には町営の桐生ヶ岡公園が整備され、すでに数種類の動物が展示されていたと伝えられています。地域とともに発展してきた背景には、桐生市民の動物や自然への深い愛情がありました。 丘陵地を生かした自然豊かな園内環境 桐生が岡動物園は、桐生市中...»

大雄院(桐生市)

八王子丘陵の麓に佇む禅の古刹

大雄院は、群馬県桐生市広沢町にある曹洞宗の寺院で、正式には「広沢山(こうたくさん)大雄院」と称します。八王子丘陵に連なる茶臼山の北方斜面に位置し、渡良瀬川を挟んで桐生市街地を望む高台に建っています。境内からは、吾妻山や鳴神山、遠くは赤城山や日光連山まで見渡すことができ、四季折々の自然とともに静かな祈りの時間を感じられる場所です。 戦国の創建と由良氏ゆかりの歴史 大雄院の創建は天正11年(1583年)。新田金山城主・由良氏に仕えた藤生紀伊守善久が開基となり、上野国沼田の恕林寺より日栄春朔和尚を招いて開山しました。もとは別の地にあったと伝えられますが、戦火により焼失し、天正年間に現在地へ移転し...»

西方寺(桐生市)

桐生の歴史と祈りを今に伝える古刹

西方寺は、群馬県桐生市梅田町に佇む臨済宗建長寺派の寺院です。山号を梅田山(ばいでんざん)といい、本尊には阿弥陀如来をお祀りしています。鎌倉時代に草創され、以来およそ八百年近い歳月を重ねながら、地域の信仰と歴史を見守り続けてきました。 桐生地方を治めた武家・桐生氏の菩提寺としても知られ、境内には歴代当主の墓所が残されています。その歴史的価値の高さから墓域は桐生市の史跡に指定されており、桐生七福神の一つ「布袋尊」を祀る寺としても親しまれています。観光で訪れる方にとっても、歴史と自然、そして静かな祈りの空間を同時に味わうことのできる魅力ある寺院です。 鎌倉時代に始まる西方寺の歩み 西方寺の起こ...»

有鄰館

桐生の歴史と文化が息づく蔵の複合施設

有鄰館は、群馬県桐生市本町二丁目に位置する歴史ある蔵群を活用した文化施設です。かつて酒・味噌・醤油などの醸造業を営んでいた旧矢野商店の建物群を保存・活用したもので、桐生市指定重要文化財にも指定されています。重厚な煉瓦蔵や趣ある木造蔵が立ち並ぶその空間は、桐生新町重要伝統的建造物群保存地区の一角にあり、歴史的町並みと調和しながら、現代における文化発信の拠点として多くの人々に親しまれています。 江戸から昭和へと続く矢野蔵群の歩み 有鄰館の歴史は、享保二年(1717年)に近江商人・初代矢野久左衛門が桐生に移り住んだことに始まります。寛延二年(1749年)には二代目久左衛門が現在地に店舗を構え、以...»

桐生天満宮

桐生の歴史と信仰を今に伝える総鎮守

桐生天満宮は、群馬県桐生市天神町に鎮座する由緒ある神社です。近世に形成された桐生市街の中心をなす本町通りの起点に位置し、町の発展とともに歩んできた存在として、地域の人々から「桐生の総鎮守」として篤く崇敬されています。境内および周辺は桐生新町重要伝統的建造物群保存地区に選定され、歴史的町並みの核となる重要な場所でもあります。さらに社殿は国の重要文化財に指定されており、北関東を代表する近世神社建築として高い評価を受けています。 古代から続く創祀と中世の移転 社伝によれば、創祀は景行天皇の時代にさかのぼると伝えられています。御諸別王が土師部の氏人に命じ、天穂日命を礒部岡に祀らせたのが始まりとされ...»

水沼駅(わたらせ渓谷鐵道)

渓谷美と温泉が出迎える癒しの玄関口

水沼駅は、群馬県桐生市黒保根町水沼に位置するわたらせ渓谷鐵道わたらせ渓谷線の駅です。渡良瀬川の清流と山々に囲まれた自然豊かな環境にあり、全国的にも珍しい「駅構内に天然温泉を併設する駅」として広く知られています。列車を降りてすぐに湯けむりに包まれるという、非日常の体験ができる観光拠点です。 1997年(平成9年)には「関東の駅百選」に選定され、「関東唯一の緑に囲まれた天然温泉付き(露天風呂)の駅」として高い評価を受けました。渓谷を走る列車の旅情と、温泉のやすらぎを同時に味わえる水沼駅は、鉄道ファンのみならず、多くの観光客を魅了し続けています。 わたらせ渓谷線と水沼駅の魅力 わたらせ渓谷線は...»

鳳仙寺(桐生市)

戦国の祈りを今に伝える東毛屈指の名刹

鳳仙寺は、群馬県桐生市梅田町にある曹洞宗の寺院で、山号を「桐生山(きりゅうざん)」と称します。本尊は釈迦如来。戦国時代に創建されて以来、四百五十年以上にわたり法灯を守り続けてきた、東毛地区を代表する古刹です。由良氏の菩提寺として知られ、歴史的・文化的価値の高い建造物や寺宝を数多く伝えています。 戦国武将・由良成繁公による創建 鳳仙寺は、天正2年(1574年)、桐生・太田・館林を治めた戦国武将・由良信濃守成繁公によって建立されました。成繁公は前年に桐生氏を破り桐生領を掌握し、隠居後に桐生へ入部すると、自らの菩提所として壮大な伽藍を整えました。名田百石余とともに勅使門を備えた堂々たる寺院を築い...»

駅の天然温泉 水沼の湯

渓谷の駅に湧く癒しの名湯

群馬県桐生市黒保根町、水と緑に囲まれた静かな山あいに位置する水沼駅。その上りホームに併設されているのが、「駅の天然温泉 水沼の湯」です。列車を降りた瞬間、目の前に立ちのぼる湯けむりと森の香り。駅徒歩0分という全国でも珍しい立地にあり、鉄道の旅情と温泉のやすらぎを同時に味わうことができる特別な場所です。 「駅からは近く、心は遠くへ。」という言葉の通り、日常の喧騒からほんのひととき離れ、自然の恵みに身をゆだねる時間がここにはあります。わたらせ渓谷の豊かな自然とともに、心身を解きほぐす癒しの空間が広がっています。 泉質と効能 ― 身体を芯から温めるやさしい湯 水沼の湯の泉質は、ナトリウム・カル...»

赤城型民家

里山に息づく養蚕の記憶をたずねて

群馬県桐生市に広がる体験型教育施設ぐんま昆虫の森の北端には、明治初期に建てられた養蚕農家を移築・復元した「赤城型民家」が佇んでいます。この民家は、桐生市指定重要文化財に指定されるとともに、「ぐんま絹遺産」にも登録されている貴重な建造物です。かやぶき屋根の美しい外観と、養蚕の歴史を今に伝える内部空間は、訪れる人々を里山の暮らしへといざないます。 赤城型民家とは ― 養蚕とともに発展した建築様式 赤城型民家とは、群馬県の赤城山南麓を中心に分布した養蚕農家の建築様式のひとつです。寄棟造または入母屋造の茅葺屋根の正面中央部を大きく切り落とし、二階部分に光と風を取り入れる開口部を設けている点が最大の...»

彦部家住宅(桐生市)

桐生に残る中世武士館の面影

彦部家住宅は、群馬県桐生市広沢町にある歴史的建造物であり、関東地方でも屈指の古い民家として高い価値を持つ文化財です。屋敷地と長屋門は、昭和51年(1976年)5月7日に「彦部氏屋敷」の名称で群馬県指定史跡に指定され、さらに主屋などの建築物群は平成4年(1992年)8月10日に「彦部家住宅」として国の重要文化財に指定されました。 この住宅は、中世の武士が住んだ屋敷の構えを現在まで良好に残している貴重な遺構です。広大な敷地の中には、主屋や長屋門、蔵などの建物が点在し、周囲には土塁や堀が設けられるなど、かつての武士館の雰囲気を今に伝えています。静かな庭園や社殿が調和した景観は、訪れる人々に歴史の重...»

銭湯「一の湯」

歴史とぬくもりを感じる銭湯

群馬県桐生市本町に佇む銭湯「一の湯」は、明治から昭和へと続く織都・桐生の歩みを今に伝える、どこか懐かしい雰囲気に包まれた場所です。1912年(大正元年)、この地に建てられた当初は、周辺の絹織物工場で働く女子工員たちのための浴場として営業を開始しました。織機の音が響く工場で一日を懸命に働いた女工さんたちが、疲れた体を癒やすために訪れた湯屋。それが「一の湯」のはじまりです。 やがて時代の流れとともに公衆浴場として地域に開かれ、地元住民に長く親しまれてきました。湯上がりに瓶入りの牛乳をぐいっと飲むひとときは、昔ながらの銭湯文化を象徴する光景です。木の香りや湯気に包まれながら、世代を超えて人々が語ら...»

桐生八木節まつり

織都を熱く彩る“夏の華”

群馬県桐生市で毎年8月第一金曜日から日曜日までの三日間にわたり開催される桐生八木節まつり(桐生まつり)は、両毛地域最大級の夏祭りとして知られています。市内外から訪れる多くの観光客と、この日を待ちわびた地元の人々が一体となり、桐生のまちは熱気と興奮に包まれます。昼は青空の下でにぎわい、夜は提灯の灯りとともに八木節の音色が響き渡り、まさに桐生が一年で最も輝く三日間となります。 会場は本町通りや末広町通り、錦町通りなど桐生市中心部一帯。総延長約2.5キロメートルにわたり歩行者天国が設けられ、街全体が巨大な祭り会場へと姿を変えます。その規模と盛り上がりは、両毛線沿線地域随一とも称され、例年50万人を...»

白瀧神社(桐生市)

桐生織の源流をたずねて

群馬県桐生市川内町五丁目、山田川の清らかな流れのほとりに鎮座する白瀧神社は、桐生の織物文化を語るうえで欠かすことのできない歴史ある神社です。かつて仁田山織の産地として栄えたこの地にあり、織物の神を祀る社として、長きにわたり機屋や織子たちの篤い信仰を集めてきました。 平成27年(2015年)には、文化庁が認定する日本遺産「かかあ天下-ぐんまの絹物語-」の構成文化財の一つにも選ばれ、桐生が誇る絹文化の象徴的存在として、その価値が改めて広く認められています。 白瀧姫伝説 ― 京から伝わった織の技 白瀧神社に語り継がれる最も有名な物語が、「白瀧姫伝説」です。今からおよそ1200年前、桓武天皇の時...»

織姫神社(桐生市)

桐生の織物文化を今に伝える

織姫神社は、群馬県桐生市織姫町に鎮座する神社で、地域の織物産業の歴史と深い関わりを持つ由緒ある存在です。明治28年(1895年)、当時の日本織物株式会社(のちの富士紡績株式会社)によって、川内町の白瀧神社から現在地へ勧請されました。近代化の波に乗り発展を遂げた桐生の織物業とともに歩んできた神社であり、産業の守り神として大切にされてきました。 白瀧姫像と人形師・安本亀八 この神社のご神体は、等身大で制作された白瀧姫の立像です。平成12年(2000年)の補修調査によって、この像が幕末から明治期にかけて活躍した名人形師安本亀八の作であることが判明しました。安本亀八は、生きているかのような精緻な表...»

崇禅寺(桐生市)

山あいに息づく禅と自然の聖地

崇禅寺は、群馬県桐生市川内町に位置する臨済宗建長寺派の古刹で、山号を萬松山(ばんしょうざん)といいます。本尊は阿弥陀如来。桐生の西方、小倉の里の豊かな自然に抱かれながら、鎌倉時代より八百年以上にわたり法灯を守り続けてきました。 境内は約一万坪にも及び、歴史ある堂宇と深い緑が調和する静謐な空間が広がっています。群馬県の緑地環境保全地域にも指定され、文化財と自然が一体となった景観は、訪れる人々に心の安らぎを与えています。 鎌倉時代に始まる崇禅寺の歩み 崇禅寺の創建は、元久2年(1205年)にさかのぼります。上野国の御家人であった園田太郎成家が、京都で浄土宗の開祖・法然上人の教えに触れ出家し、...»

無畏山 普門寺

桐生の歴史と信仰を伝える観音霊場

普門寺は、群馬県桐生市菱町四丁目に位置する曹洞宗の寺院で、山号を無畏山(むいさん)といいます。本尊は聖観音菩薩。さらに、坂東・足利三十三観音霊場の第八番札所として広く知られ、古くから多くの参拝者を迎えてきました。 観音山を背に、清流桐生川を望む高台に佇むその姿は、桐生の自然と歴史を象徴する風景の一つです。四季折々の景観とともに、深い信仰と文化を今に伝える普門寺は、観光と歴史散策を兼ねて訪れたい名刹です。 桐生川を望む高台の境内 普門寺は、桐生川東岸に広がる標高約七十メートルの舌状台地に位置しています。菱町四丁目は、かつて栃木県足利郡菱村の一部であった歴史を持ち、地域名にも寺の名が残るなど...»

美和神社(桐生市)

桐生の歴史と信仰を今に伝える古社

美和神社は、群馬県桐生市宮本町に鎮座する由緒ある神社で、古くは式内社に列し、旧社格は郷社という格式を誇ります。吾妻山の東南麓に位置し、桐生のまちを見守るように佇むその姿は、地域の人々の心の拠り所として長い歴史を刻んできました。主祭神には大物主櫛甕玉命と武速須佐之男命を祀り、商売繁盛や家内安全、厄除けなど幅広いご利益で知られています。 古代から続く由緒 社伝によれば、崇神天皇の御代に大和国三輪山から勧請されたと伝えられています。延暦15年(796年)には賀茂神社とともに官社に列し、元慶4年(880年)には正五位下の神階を授けられるなど、古代より朝廷の崇敬を受けてきました。『上野国神名帳』には...»

桐生西宮神社

関東一社の誇りを今に伝える

桐生西宮神社は、群馬県桐生市に鎮座するえびす神社で、美和神社の境内に祀られております。福の神として広く信仰を集める蛭子大神(ひるこおおかみ)を御祭神とし、兵庫県西宮市にある西宮神社の直系分社として創建された、関東で唯一の存在です。その由緒から「関東一社」と称され、桐生の人々の誇りとして大切に守られてきました。 創建の背景と桐生の発展 創建は明治34年(1901年)。桐生の町が織物業で大きく発展していた時代、商売繁盛の守り神であるえびす様への信仰が高まり、西宮神社本社より御分霊を勧請しました。桐生は古くから「織都(しょくと)」として知られ、関ヶ原の戦いの際には徳川家康の軍旗を短期間で織り上げ...»

賀茂神社(桐生市)

桐生の歴史とともに歩む古社

群馬県桐生市広沢町に鎮座する賀茂神社は、古代より地域の人々の信仰を集めてきた由緒ある神社です。延喜式神名帳にも名を連ねる式内社であり、かつては郷社として地域の中心的存在でした。長い歴史のなかで幾多の時代の変遷を見守りながら、今日まで大切に守り伝えられています。 御祭神と創建の伝承 御祭神は、京都・上賀茂神社の主祭神として知られる賀茂別雷神(かもわけいかづちのかみ)です。伝承によれば、崇神天皇の御代に豊城入彦命が山城国の賀茂神をこの地に勧請したといわれています。以来、五穀豊穣や厄除けの神として、地域の人々の暮らしを見守ってきました。 古代から続く格式 平安時代初期の史書『日本後紀』には、...»

栗生神社

山深き里に鎮まる祈りの杜

群馬県桐生市黒保根町上田沢に鎮座する栗生神社は、豊かな自然に包まれた山あいの古社です。旧社格は村社であり、本殿は群馬県指定重要文化財、境内にそびえる大スギは群馬県指定天然記念物に指定されています。歴史的価値と自然の荘厳さを兼ね備えた神社として、訪れる人々に深い感動を与えています。 栗生山の麓に広がる静寂の境内 神社は桐生市北部、黒保根町にそびえる栗生山の麓に位置しています。周囲は杉の古木に囲まれ、四季折々の自然が境内を彩ります。参道をおよそ150メートルほど登ると石鳥居が現れ、さらに石段を進むと長屋門形式の門へと至ります。門をくぐり、十三段の石段を上がると、静かに佇む社殿が姿を現します。山...»

観音院(日限地蔵尊)

桐生の人々に寄り添う祈りの寺

群馬県桐生市東二丁目に佇む観音院は、正式には「諏訪山 観音院 能満寺(のうまんじ)」と称する真言宗豊山派の寺院です。本尊は聖観音菩薩。地域では親しみを込めて「おじぞうさま」と呼ばれ、古くから人々の暮らしに寄り添ってきました。とりわけ“日を限って祈願すれば願いが叶う”と伝わる日限地蔵尊として広く知られ、県内外から多くの参拝者が訪れます。 370年以上の歴史を刻む名刹 創建は正保元年(1644年)。当地で織物業を営んでいた岩崎彦右衛門が開基となり、秀賀を開山として開かれたと伝えられます。以来、桐生の発展とともに歩み続け、今日に至るまでおよそ370年以上の歴史を重ねてきました。関東八十八ヶ所霊場...»

青蓮寺(桐生市)

桐生に息づく源氏ゆかりの古刹

群馬県桐生市西久方町に佇む青蓮寺は、正式には「仏守山 義国院 青蓮寺(ぶっしゅさん ぎこくいん しょうれんじ)」と称する時宗の寺院です。山号を仏守山、院号を義国院といい、本尊には阿弥陀三尊像を祀っています。鎌倉時代以来の歴史を今に伝える由緒ある寺院であり、桐生の地における信仰と文化の中心のひとつとして大切に守り継がれてきました。 源氏の系譜とともに歩む歴史 青蓮寺の起源は、新田荘岩松郷(現在の群馬県太田市岩松町)にあったと伝えられています。天正年間(1573~1592年)、上野国金山城主であった由良成繁により、現在の桐生の地へ移されたと記録に残ります。ただし、実際には移築というよりも新たに...»

妙音寺(桐生市)

歴史を今に伝える桐生の古刹

群馬県桐生市西久方町に位置する妙音寺は、高野山真言宗に属する由緒ある寺院です。山号を平等山(びょうどうざん)、院号を慈光院(じこういん)といい、本尊には不動明王をお祀りしています。桐生市街地の西北部、山手通りに面した落ち着いた環境にあり、地域の人々に親しまれてきました。 戦国期以前にさかのぼる歴史 妙音寺の前身は「善明院」と称し、かつては堤村五本木(現在の堤町二丁目)にありました。天正13年(1586年)頃、桐生新町の創設に伴い現在地へ移転したと伝えられています。寛政年間や天保13年(1842年)の火災により多くの記録が焼失しましたが、現存する仏像や石塔から、創建は天文年間(16世紀中頃)...»

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