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桐生・赤城

桐生、赤城の観光におすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

桐生 赤城 観光ガイド

桐生・赤城の観光・旅行 Info

桐生市内の見どころ

桐生新町重要伝統的建造物群保存地区

江戸時代から織物の町として栄えた桐生には、今もなお往時の面影を残す歴史的町並みが残っています。伝統的な町家や蔵が並び、ゆっくりと散策しながら、当時の職人の暮らしや商いの風情を感じることができます。

有鄰館(ゆうりんかん)

かつての酒蔵や味噌蔵などをリノベーションして作られた文化施設。有形文化財に指定されており、ギャラリー・カフェ・展示スペースとして活用されています。桐生の歴史や芸術を深く学ぶことができます。

桐生が岡動物園・遊園地

小さなお子様連れの方におすすめのスポット。入園料無料で楽しめる動物園には、ライオンやペンギンなどが飼育され、併設の遊園地ではメリーゴーランドや観覧車などが楽しめます。

群馬大学 桐生キャンパス(旧桐生高等染織学校)

桐生の織物産業を支えてきた教育機関の歴史ある建築群。モダンな洋館風の建物が立ち並び、建築好きの方には必見のスポットです。

赤城山と周辺の自然観光地

赤城山(赤城山頂周辺)

群馬県を代表する名峰。標高1,828mの黒檜山(くろびさん)をはじめとする火山群で構成されています。登山道も整備されており、春〜秋は登山やハイキング、冬は雪山散策として人気です。

大沼(おの)・小沼(この)

赤城山中腹にあるカルデラ湖。特に大沼周辺は遊歩道やキャンプ場、ボート乗り場が整っており、四季折々の自然と水辺のレジャーが楽しめます。秋には紅葉が湖面に映り込み、写真スポットとしてもおすすめです。

赤城神社(あかぎじんじゃ)

大沼湖畔に位置する由緒ある神社で、赤城山信仰の中心。湖に浮かぶように建てられた朱塗りの本殿と橋が印象的で、心静かに参拝ができます。パワースポットとしても人気です。

忠治温泉

赤城山のふもとにある知る人ぞ知る秘湯。歴史ある温泉宿が立ち並び、源泉かけ流しの湯と素朴な山里の風情を楽しめます。登山やドライブの帰りに立ち寄るのもおすすめです。

その他周辺エリアの注目スポット

わたらせ渓谷鐵道

桐生駅から出発する風光明媚なローカル線。特に春の桜や秋の紅葉のシーズンには、多くの観光客で賑わいます。トロッコ列車は車窓からの眺めも抜群で、フォトジェニックな体験ができます。

桐生天満宮

学問の神様・菅原道真を祀る神社。2月に行われる「梅まつり」では境内が紅白の梅で彩られ、桐生市民に親しまれているスポットです。

桐生・赤城のグルメガイド

桐生市の名産品とグルメ

ひもかわうどん

幅広の極太うどんで有名な「ひもかわうどん」は、桐生を代表する郷土料理です。幅が10cm近くあるものもあり、つるりとした喉ごしともちもちの食感が特徴です。温かい汁物だけでなく、冷やしでも人気があります。

おすすめ店:藤屋本店(ふじやほんてん)

創業100年以上の老舗で、看板メニューの「ひもかわうどん」は地元の人から観光客まで大人気。行列ができることもしばしばです。

桐生コロッケ

昔ながらの肉屋さんの味がそのまま楽しめる桐生コロッケは、サクサクの衣とホクホクのじゃがいも、やや甘めの味付けが特徴。地元の精肉店や惣菜店で販売されています。

おすすめ店:三田三昭堂(さんださんしょうどう)

パンやコロッケなどの惣菜が評判の老舗店。お土産にもぴったりな手作りコロッケが人気です。

桐生織と染め製品

伝統的な織物「桐生織」の生産地として知られる桐生では、美しい織物を使用したバッグや小物、スカーフなどが観光客に人気。伝統とモダンが融合したデザインの製品は、贈り物にも最適です。

みどり市の名物・グルメ

草木ダムカレー

草木ダムにちなんだご当地カレー。ライスでダムを模し、カレーで貯水池を表現するユニークな一皿。地元の野菜や豚肉を使ったものも多く、見た目にも楽しいグルメです。

おすすめ店:ドライブイン草木(道の駅富弘美術館近く)

ボリューム満点の草木ダムカレーが味わえ、観光途中の休憩にもぴったりです。

こんにゃく料理

群馬県はこんにゃく芋の生産量日本一。みどり市でも新鮮なこんにゃくを使った田楽、刺身こんにゃく、味噌煮などが楽しめます。ヘルシーで満足感のある料理として女性にも人気です。

赤城山周辺の特産品・グルメ

赤城高原の乳製品

赤城山の麓には酪農が盛んな地域があり、新鮮な牛乳・ヨーグルト・チーズなどが楽しめます。特にソフトクリームは濃厚でコクがあり、登山やドライブの休憩時にぴったりです。

おすすめスポット:赤城高原牧場 クローネンベルク

ドイツの田園風景を模した観光牧場で、手作りの乳製品やソーセージ、パンも人気。お子様連れにもおすすめです。

赤城鶏(あかぎどり)

柔らかくてジューシーな地鶏「赤城鶏」は、赤城山周辺の名物。焼き鳥や親子丼、唐揚げなど、素材の良さを活かしたメニューが地元の飲食店で楽しめます。

おすすめ店:鳥めし登利平(とりへい)

群馬県内に複数店舗を構える鳥料理専門店。ボリューム満点の鳥めし弁当は、お土産としても人気です。

お土産におすすめの品

桐生織の小物

伝統工芸の桐生織を使ったポーチや名刺入れ、ストールなどは、軽くて実用的。観光案内所や物産館で販売されています。

赤城高原のジャムやはちみつ

地元の果物や野草を使った無添加ジャムやはちみつは、おしゃれな瓶に入っていてギフトにもおすすめです。

地酒・地ビール

桐生やみどり市には、地元の酒蔵が作る日本酒やクラフトビールも多く揃っています。旅の思い出に、ご自宅用に一本いかがでしょうか。

桐生・赤城の季節の祭り・イベント

桐生市の主な祭りとイベント

桐生八木節まつり

開催時期:毎年8月上旬(例年は第1金曜から日曜までの3日間)
開催場所:桐生市本町通り周辺

桐生を代表する夏祭りで、「八木節」と呼ばれる群馬県の伝統的な民謡に合わせ、踊り手たちが市内を練り歩く壮大な祭典です。約5,000人もの踊り手が参加する大パレードは、圧巻の一言。屋台やステージイベントも盛りだくさんで、毎年多くの観光客でにぎわいます。

桐生織物参考館「紫(ゆかり)」の体験イベント

開催時期:通年開催
場所:桐生織物参考館「紫」

桐生市の伝統工芸である「桐生織」を学び、実際に織物体験ができる施設です。特別展示や季節に応じた織物体験講座などが開かれ、歴史と技術に触れる貴重な機会となります。

みどり市の主な祭りと行事

草木湖まつり

開催時期:毎年8月中旬
開催場所:草木ダム周辺

自然豊かなみどり市で開催される夏の風物詩。ダム湖上に打ち上がる花火や灯ろう流し、太鼓演奏などが行われ、幻想的な雰囲気に包まれます。山と湖に響く花火の音が心に残る美しいイベントです。

東運寺の大根まつり

開催時期:11月23日(勤労感謝の日)
開催場所:みどり市大間々町 東運寺

全国的にも珍しい、大根を供養する仏教行事です。大根をたくさん使った煮物「だいこん煮」が無料で振る舞われるなど、地元住民にも愛されている伝統的な行事です。

赤城山周辺の祭りと催し

赤城神社例大祭

開催時期:毎年9月中旬
開催場所:赤城神社(前橋市富士見町)

赤城山の神をまつる赤城神社では、五穀豊穣や地域の平安を祈る厳かな例大祭が行われます。神輿渡御や雅楽の奉納、巫女舞などがあり、神聖な空気の中で伝統を感じることができます。

赤城山雪まつり

開催時期:2月上旬〜中旬
開催場所:赤城山大沼湖畔一帯

赤城山に冬の訪れを告げる祭りで、かまくら体験、氷上ワカサギ釣り体験、雪上アクティビティなどが楽しめます。冬ならではの自然体験ができ、家族連れやカップルにもおすすめです。

この地域ならではの特徴的な事柄

伝統文化と自然の融合

このエリアでは、伝統文化(桐生織、八木節)と豊かな自然(赤城山、渡良瀬川、草木湖)が見事に調和しています。季節ごとの自然美と、それを活かした地域密着型イベントが充実しているのが大きな魅力です。

赤城山の「山岳信仰」

赤城山は古くから山岳信仰の対象として崇められてきました。赤城神社には女性の守り神「赤城姫伝説」も伝えられ、縁結びや子宝祈願の神社としても有名です。

桐生・赤城の気温・天候

この地域全体の気候の傾向

桐生市・みどり市は群馬県東部に位置し、内陸性気候の影響を受けて、夏は暑く、冬は寒くなりやすい地域です。一方、赤城山は標高が高いため、平野部とは気温が大きく異なり、年間を通して気温が低く、山岳気候的な特徴があります。

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春(3月~5月)

気温と気候の特徴

桐生・みどり市では、3月は朝晩が冷えるものの、4月中旬から5月にかけて気温は上昇し、平均気温は10℃〜20℃程度になります。桜の名所も多く、花見シーズンとして人気です。赤城山では残雪が見られる時期もあり、気温は平地より5〜10℃低めです。

服装のポイント

脱ぎ着しやすい重ね着スタイルが最適で、特に赤城山に行く場合は厚手の上着が必要です。

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梅雨(6月中旬~7月中旬)

降水量と湿度

梅雨の時期には湿度が高くなり、特に6月後半から7月初旬にかけてまとまった雨が降ることが多くなります。雷雨や局地的な大雨にも注意が必要です。

気温

平均気温は20〜25℃程度。蒸し暑く感じられる日も増えてきます。赤城山では涼しさが心地よく、避暑にも適しています。

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夏(7月下旬~9月上旬)

気温と暑さの傾向

桐生市・みどり市は関東内陸部特有の猛暑が続く地域で、最高気温が35℃を超えることもあります。熱中症対策が不可欠です。夜も熱帯夜になる日が多く、エアコンの使用が必須です。

赤城山の気候

赤城山は標高1,300〜1,800mと高いため、夏でも平均気温は18〜22℃前後で非常に涼しく、ハイキングやキャンプに人気です。避暑地としておすすめの場所です。

台風と降水

8月から9月にかけて台風の影響を受けやすく、強風や土砂災害への注意が必要です。特に山間部では道路の通行止めなどが発生する可能性があります。

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秋(9月中旬~11月)

気温の変化

9月の残暑を過ぎると、10月から気温が下がり、紅葉の季節が到来します。桐生・みどり市では15〜20℃前後、赤城山では10℃を下回ることもあります。10月下旬から11月にかけては霜も降り始めます。

紅葉の見頃

赤城山や桐生川渓谷、草木ダム周辺では、10月中旬〜11月上旬にかけて紅葉が見頃となり、多くの観光客で賑わいます。

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冬(12月~2月)

気温と降雪

桐生・みどり市では平均気温0〜5℃で、時折積雪があるものの、大雪になることはまれです。空っ風と呼ばれる乾いた冷たい北風が吹くため、体感温度はさらに低く感じます。

赤城山の冬

赤城山では本格的な積雪があり、最低気温は−10℃以下になる日も珍しくありません。雪道対策が必要で、スタッドレスタイヤやチェーンは必須です。スノーシューや氷上ワカサギ釣りなど冬のアクティビティも盛んです。

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雨・台風など気象に関する特徴

雨の傾向

年間を通して最も降水量が多いのは梅雨の6月〜7月と、台風シーズンの8月〜9月です。それ以外の季節は比較的晴天が多く、特に冬は空気が乾燥しています。

台風の影響

内陸部に位置するため、台風の直接的な被害は少なめですが、大雨による川の増水や道路の冠水には注意が必要です。山間部の赤城山では落石や土砂崩れに注意しましょう。

桐生・赤城へのアクセス

東京方面からのアクセス

電車利用(新幹線+在来線)

東京駅からは、上越・北陸新幹線で高崎駅まで約60分、その後JR両毛線で
高崎駅 → 桐生駅:約50分です。

電車利用(東武特急)

浅草からは、東武特急「りょうもう号」で
浅草 → 新桐生駅:約100分の直通ルートもあります。

高速バス

桐生駅南口からは、羽田空港・名古屋・仙台などへの
直行バスが定期運行されています。

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自動車利用(関越・北関東自動車道)

桐生市へのアクセス

赤城山へのアクセス

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公共交通機関で赤城山へ

JR+バス

東京から新幹線で高崎へ。高崎駅から両毛線または上毛電鉄で
前橋駅まで約15分。 前橋駅北口(6番)からは、平日「富士見温泉行き」→「赤城山ビジターセンター」へ、
土日祝は「直通赤城山ビジターセンター行きバス」が運行されています。

東武+上毛電鉄+バス

浅草から東武「りょうもう」で
新桐生駅 → 赤城駅(終点)。 赤城駅から上毛電鉄で中央前橋へ、そこからバスで赤城山へアクセスできます。

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みどり市(草木方面)へのアクセス

車利用

桐生から国道122号で草木ダム方面へ。途中には
渡良瀬渓谷鉄道水沼駅(温泉併設の無人駅)もあります。 自然豊かな車窓と併せてドライブ観光に最適です。

鉄道利用

桐生駅から渡良瀬渓谷鐵道で
桐生駅 → 水沼駅と、鉄道温泉の旅を楽しめます。

桐生・赤城の移動手段

公共交通機関を利用した移動

上毛電気鉄道(上毛電鉄)

桐生市と前橋市を結ぶローカル私鉄です。
桐生駅(西桐生駅)~中央前橋駅間をおよそ60分で運行しており、
途中には赤城山の麓の大胡駅や温泉地に近い駅もあります。
赤城山登山やハイキングのアクセスとしても便利です。

わたらせ渓谷鐵道

桐生駅から群馬県・栃木県境の間藤駅までを結ぶ観光鉄道です。
途中駅の水沼駅には温泉施設が併設されており、「温泉に入れる駅」として人気があります。
トロッコ列車も期間限定で運行されており、観光に最適です。

路線バス(みどり市・桐生市・前橋市の路線)

各市が運行する地域路線バスがあり、赤城山ビジターセンターや富士見温泉方面へ向かう便もあります。
また、観光シーズン(土日祝)には赤城山直通バスも運行されるため、事前に時刻表の確認をおすすめします。

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自動車での移動

マイカー・レンタカー

赤城山や草木湖、渓谷地帯など広範囲にわたる観光地を巡る場合、自家用車やレンタカーの利用が非常に便利です。
特に草木ダム周辺や赤城山の南面登山口へは公共交通機関の本数が少ないため、車での移動が推奨されます。

主要なドライブルート
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自転車・徒歩での観光

観光レンタサイクル

桐生市やみどり市内では観光レンタサイクルも実施しており、
市街地を巡るには気軽で環境にも優しい移動手段です。
赤城山エリアではスポーツバイク愛好者向けのサイクリングルートも整備されています。

徒歩での散策

市街地(桐生新町や織物参考館など)では徒歩観光が最も効率的です。
赤城山では覚満淵や大沼周辺の自然散策コースが整備されており、
季節の植物を楽しみながらのハイキングに適しています。

桐生・赤城の観光コース

1日目:歴史と文化に触れる「桐生・みどり市」巡り

午前:桐生市街地の歴史散策

① 桐生新町重要伝統的建造物群保存地区

江戸時代からの町割りと、明治・大正期の建物が残るエリアです。
石畳の通り商家の町並みを歩くだけでも風情があります。

② 桐生天満宮

学問の神様・菅原道真公を祀る神社で、毎年行われる「天満宮古民具骨董市」も人気です。
境内には桐生の産業文化をしのばせる資料もあります。

昼食:桐生名物「ひもかわうどん」

③ 人気店の一例:藤屋本店・ふる川 砂場本店

幅広でつるつるの食感が魅力のひもかわうどんを、老舗の味でお楽しみください。

午後:みどり市の自然と鉄道の魅力

④ わたらせ渓谷鐵道 トロッコ列車体験

大間々駅〜通洞駅区間で運行されるトロッコ列車に乗車すれば、
わたらせ渓谷の絶景をのんびり楽しめます(要予約・季節運行)。

⑤ 水沼駅温泉センター

日本唯一の駅直結の天然温泉で、旅の疲れを癒やしましょう。
日帰り入浴も可能です。

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2日目:大自然を満喫「赤城山・覚満淵トレッキング」

早朝~午前:赤城山ドライブ&自然探索

① 赤城山南面登山口からドライブ

赤城南面道路を経由し、赤城山頂の大沼・覚満淵エリアへ。
四季折々の景色が広がり、特に新緑や紅葉シーズンがおすすめです。

② 覚満淵(かくまんぶち)トレッキング

「小さな尾瀬」とも呼ばれる湿原で、約1kmの木道が整備されています。
野鳥観察や高山植物の鑑賞も楽しめます。

昼食:赤城山のロッジ・レストラン

③ 大沼周辺の食事処

赤城牛ステーキ山菜定食など地元食材を活かしたメニューが充実しています。
レストラン赤城や赤城神社隣接の食堂が人気です。

午後:赤城神社参拝と展望台巡り

④ 赤城神社(大沼湖畔)

湖に突き出した赤い橋と社殿が美しい神社で、縁結びや交通安全のご利益で知られます。
神秘的な雰囲気に包まれたスポットです。

⑤ 展望台巡り(鳥居峠・見晴山)

車でアクセスできる鳥居峠や見晴山展望台では、関東平野を一望できます。
運が良ければ富士山を遠望できることも。

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