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尾瀬・沼田

尾瀬、沼田の観光におすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

尾瀬 沼田 観光ガイド

尾瀬・沼田の観光・旅行 Info

尾瀬国立公園

尾瀬ヶ原(おぜがはら)

尾瀬ヶ原は、日本有数の湿原で、春にはミズバショウ、夏にはニッコウキスゲ、秋には草紅葉が訪れる人々を魅了します。木道が整備されており、初心者でも安心してトレッキングが楽しめます。

アクセス:鳩待峠・大清水・御池からの登山口が主要ルート。マイカー規制があるため、シャトルバス利用が一般的です。

尾瀬沼(おぜぬま)

標高1,660mに位置する湖で、燧ヶ岳(ひうちがたけ)を背景に広がる静かな湖畔は、写真スポットとしても人気です。湖畔には尾瀬沼ビジターセンターもあり、自然情報の発信拠点となっています。

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沼田市の自然・絶景スポット

吹割の滝(ふきわれのたき)

「東洋のナイアガラ」とも称される吹割の滝は、片品川の岩盤が浸食されてできた幅30m・高さ7mの豪快な滝です。遊歩道から滝壺の間近までアクセスでき、迫力ある自然の力を体感できます。

玉原高原(たんばらこうげん)

標高1,200〜1,500mの高原リゾート地。玉原ラベンダーパークでは夏にラベンダーが咲き誇り、冬にはスキー場としても人気です。ブナ林の中を歩く「玉原湿原」の散策も心癒される体験です。

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沼田市の文化・歴史スポット

沼田城址公園

真田氏の居城であった沼田城の跡地で、現在は整備された公園となっています。春には桜の名所として知られ、園内には展望台や真田信之像、資料館も設けられています。

迦葉山 弥勒寺(かしょうざん みろくじ)

厄除け大天狗で知られる古刹。日本三大天狗のひとつに数えられ、迫力ある天狗面が山門に掲げられています。厄除祈願や登山参拝者に人気のスポットです。

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家族やカップルにおすすめの体験型スポット

果樹園でのフルーツ狩り

沼田はリンゴ・ブドウ・ブルーベリーなどの果物栽培が盛んで、7月〜11月にかけて複数の果樹園で収穫体験が可能です。特に「沼田りんご」は味の濃さと香りの良さで人気があります。

道の駅 川場田園プラザ

全国でもトップクラスの人気を誇る道の駅で、地元の食材を使ったグルメや、特産品のショッピング地ビール工房などが楽しめます。家族連れに特におすすめです。

尾瀬・沼田のグルメガイド

沼田市・尾瀬エリアの名産品とローカルフード

果物の名産地:りんご・ぶどう・ブルーベリー

沼田市は群馬県内でも有数の果物の産地として知られており、特にりんごの生産量はトップクラスです。沼田りんごは甘味と酸味のバランスがよく、9月〜11月に旬を迎えます。

また、夏にはブルーベリー、秋にはぶどう狩りが楽しめる果樹園も多く、訪問者に人気の体験型観光となっています。

尾瀬の清流育ち:岩魚(いわな)料理

尾瀬エリアの山小屋や宿では、清らかな水で育った岩魚の塩焼きが名物料理として提供されます。炭火でじっくり焼き上げた岩魚は、身がふっくらとしており、天然の味わいを楽しめます。

郷土料理:おっきりこみ

おっきりこみは、群馬の郷土料理で、小麦の幅広の麺を根菜などと一緒に煮込んだ醤油または味噌ベースの汁物です。冷えた体を芯から温めてくれる素朴な料理で、尾瀬からの帰路に立ち寄る観光客に好評です。

尾瀬の名水を使った地酒と清涼飲料

尾瀬の湧水を活かした地元の酒蔵では、澄んだ味わいの日本酒が醸造されています。また、地元で採れる素材を使ったりんごジュースやブルーベリージュースも人気のお土産品です。

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人気のレストラン・食事処

川場田園プラザ内 グルメスポット

田園プラザベーカリー

焼きたてパンが自慢のベーカリー。地元小麦を使用し、りんごのフィリングが入ったパンや季節限定商品が並びます。

ミート工房かわば

川場村のブランド豚「山賊焼」やソーセージを使用した料理が楽しめるレストラン。特製ハンバーガーも好評です。

ファーマーズマーケット

地元の野菜や果物を購入できる直売所。試食も多く、観光途中に立ち寄りたいスポットです。

市内の名店

レストラン ポマト(沼田市)

地元食材をふんだんに使った洋食レストランで、ハンバーグやオムライスが人気。ファミリーやカップルにもおすすめです。

魚松(沼田市)

岩魚やヤマメの塩焼き、山菜天ぷらなどを提供する老舗料理店。地酒との相性も抜群です。

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お土産として人気の品

沼田りんご・加工品

生の沼田りんごはもちろん、ジュース・ジャム・ドライフルーツなども豊富に取り揃えられています。保存性も良く、お土産に最適です。

尾瀬の名水を使った和菓子・洋菓子

名水を使用した「尾瀬の水ようかん」や、「名水バームクーヘン」は、地元ならではの逸品として高い評価を受けています。

下仁田ねぎせんべい

近隣地域の名産である下仁田ねぎを使った煎餅は、香ばしさと甘辛さが絶妙なバランスで、子供から大人まで楽しめる人気商品です。

尾瀬・沼田の季節の祭り・イベント

沼田市の代表的な祭り

沼田まつり(沼田まつり)

開催時期:毎年8月3日〜8月5日

沼田まつりは、江戸時代から続く八坂神社の例大祭で、300年以上の歴史を誇ります。見どころは、「おぎょん」と呼ばれる神輿渡御と、精巧な彫刻が施された山車(だし)の巡行です。

特に夜間に提灯で彩られた山車が市内を巡る光景は圧巻で、多くの観光客が訪れます。地域の小中学生や市民が参加する熱気あるパレードも見逃せません。

沼田花火大会

開催時期:7月下旬〜8月上旬(年により変動)

夏の夜空を彩る花火大会も沼田の風物詩です。利根川の河川敷から打ち上げられる花火は、周囲を山に囲まれた地形によって迫力ある音響効果を生み出します。

約7,000発の花火が打ち上がり、フィナーレにはスターマインや音楽と連動した演出も登場し、観る人の心を打ちます。

老神温泉大蛇まつり(おいがみおんせん おろちまつり)

開催時期:5月中旬

老神温泉に伝わる「大蛇伝説」にちなんだユニークな祭りで、長さ約20メートルの手作りの大蛇が町を練り歩きます。

太鼓と笛の音色に合わせて踊る「大蛇踊り」は迫力満点で、地元の小学生や観光客も参加できる、参加型のイベントとなっています。

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尾瀬エリアの自然と共に楽しむイベント

尾瀬国立公園 開山祭

開催時期:5月下旬

尾瀬の開山祭は、厳しい冬を越えた尾瀬の安全登山と観光シーズンの幕開けを祝う重要な行事です。尾瀬ヶ原、鳩待峠、大清水など各登山口で神事が執り行われ、多くの登山者が参加します。

自然への感謝と保全意識を共有する、落ち着いた雰囲気の催しです。

尾瀬自然観察会

開催時期:6月〜10月(毎月複数回)

尾瀬の貴重な動植物や湿原の生態系を学ぶネイチャーガイドツアーが定期的に開催されています。水芭蕉やニッコウキスゲの開花期には、観察目的の観光客で賑わいます。

参加者は専門ガイドの案内で環境保全の大切さを学びながら、自然との共生を体験できます。

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季節ごとの特色あるイベント

りんご狩り体験(9月〜11月)

沼田市は群馬県随一のりんごの産地。秋には市内の多くの果樹園でりんご狩り体験が楽しめます。完熟のりんごは香りも豊かで、お土産にも好評です。

雪と灯りの祭典 in 老神温泉(2月中旬)

冬の夜に幻想的な雪灯籠とロウソクの明かりが温泉街を照らすイベントです。観光客は温泉につかりながら、静けさと美しさが調和する夜を楽しめます。

尾瀬・沼田の気温・天候

春(3月〜5月)

沼田市の春

沼田市の春は、3月上旬はまだ雪の残る冷え込みのある時期ですが、4月に入ると徐々に気温が上がり始め、桜の見頃は4月中旬頃です。平均気温は3月で約5℃、4月で11℃、5月で17℃ほどです。

尾瀬の春

尾瀬の春は遅く、雪解けが始まるのは5月中旬以降です。開山は例年5月下旬で、ミズバショウの開花がこの時期の見どころです。平均気温は5月でも10℃以下と、冬装備が必要です。

春の特徴

・尾瀬はまだ残雪が多く、足元がぬかるむことがあります。
・沼田市では春祭りや果樹の開花が楽しめます。

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梅雨(6月中旬〜7月中旬)

沼田市の梅雨

降水量が多くなる時期で、湿度が高く蒸し暑い日が続きます。平均気温は6月で20℃前後、7月で25℃近くになります。

尾瀬の梅雨

尾瀬でも雨が多くなりますが、湿原に咲くニッコウキスゲなどの花が見頃を迎える時期です。ぬかるみや霧が発生しやすいため、防水対策や視界への配慮が必要です。

梅雨の特徴

・カッパや登山用レインウェアの用意が必須。
・登山道のぬかるみやヒルに注意が必要です。

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夏(7月下旬〜9月上旬)

沼田市の夏

夏の沼田市は内陸性の気候の影響で30℃を超える猛暑日が珍しくありません。夜は比較的涼しいですが、昼間は熱中症に注意が必要です。

尾瀬の夏

尾瀬では昼間の気温は20℃前後、涼しく快適です。高山植物が咲き誇り、尾瀬ヶ原トレッキングのベストシーズンになります。

夏の特徴

・尾瀬は紫外線が強いため日焼け対策を推奨。
・雷雨が午後に発生することが多いので、午前中の行動が安全です。

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秋(9月中旬〜11月上旬)

沼田市の秋

日中は過ごしやすく、10月には紅葉が見頃となります。平均気温は9月で20℃前後、10月で15℃ほど、11月には一桁台になることもあります。

尾瀬の秋

9月中旬から10月初旬にかけて尾瀬は紅葉の名所として賑わいます。湿原や山々が黄金色に染まり、気温は日中でも10℃以下になることがあり、防寒対策が必要です。

秋の特徴

・朝晩は冷え込むため、薄手のダウンやフリースが必要。
・霜が降りる時期もあるため注意が必要です。

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冬(11月下旬〜3月)

沼田市の冬

12月から本格的な積雪が始まり、スキー場がオープンします。平均気温は1月で氷点下近く、雪道や路面の凍結に注意が必要です。

尾瀬の冬

尾瀬は11月初旬に閉山し、冬は深い雪に閉ざされます。登山や観光は不可で、アクセスも困難になります。

冬の特徴

・沼田市ではスノーアクティビティや温泉が楽しめます。
・防寒具、スタッドレスタイヤ、滑り止めの用意が必須です。

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雨・台風・気象の特徴

降水量と台風

沼田・尾瀬エリアは関東山地の北部に位置し、夏から秋にかけて台風の影響を受けることがあります。特に尾瀬は標高が高く、気象の変化が急で短時間での豪雨・突風に注意が必要です。

雪と寒さ

冬は積雪量が多く、特に沼田市北部や川場村方面では2mを超えることもあります。雪景色と温泉を楽しむには魅力的なシーズンですが、移動には十分な注意が必要です。

尾瀬・沼田へのアクセス

東京方面からのアクセス

新幹線と在来線を利用したアクセス

東京からは上越新幹線を利用して上毛高原駅(じょうもうこうげんえき)で下車し、そこからバスやタクシーで沼田市街へ移動するのが便利です。

JR在来線でのアクセス

高崎駅からJR上越線を利用して沼田駅へ向かうルートもあります。

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自動車でのアクセス

関越自動車道を利用したアクセス

自家用車を利用する場合、関越自動車道が便利です。東京方面からは練馬ICから関越道に入り、沼田ICで下車します。

尾瀬方面への車移動

沼田市から尾瀬の玄関口である鳩待峠(はとまちとうげ)へ向かう場合、まず戸倉駐車場まで車で行き、そこから専用シャトルバスやタクシーに乗り換えます。

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公共交通機関で尾瀬へのアクセス

バス利用での尾瀬アクセス

尾瀬へ公共交通機関で向かう場合、沼田駅や上毛高原駅から出発するバスを利用し、戸倉バス停を経由して鳩待峠へと向かいます。シーズン中(5月〜10月)は、関越交通の路線バスやシャトルバスが運行しています。

バス利用時の注意点

・シャトルバスは運行期間が限定されているため、事前に時刻表を確認しましょう。
・繁忙期は座席が満席になることがあるため、早めの乗車がおすすめです。

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アクセス時のポイント

冬期のアクセスについて

尾瀬エリアは11月から5月まで閉山期間となり、交通手段も大幅に制限されます。沼田市内のアクセスは通常通り可能ですが、積雪や凍結によるスリップ事故に注意が必要です。

レンタカー利用も便利

沼田駅周辺や上毛高原駅にはレンタカーの営業所があります。公共交通ではアクセスしづらい観光地や温泉地を訪れる際に便利です。

尾瀬・沼田の移動手段

沼田市内の移動手段

1. 路線バス(関越交通)

沼田市内には関越交通の路線バスが運行しており、沼田駅を中心に周辺地域への移動が可能です。観光スポットの多い郊外エリア(老神温泉・吹割の滝など)へもアクセスできます。

本数は多くないため、事前に時刻表の確認が必要です。

2. タクシー

タクシーは沼田駅前や主要な温泉地に常駐しており、短距離の移動や観光地巡りに便利です。観光地間の移動においては、複数人での利用により費用を抑えられます。

3. レンタカー

沼田駅周辺には複数のレンタカー会社が営業しており、自由度の高い移動を求める方におすすめです。特に公共交通機関が少ないエリア(迦葉山、川場村、山間部の温泉地)を訪れる場合に非常に便利です。

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尾瀬エリアの移動手段

1. シャトルバス(尾瀬へのアクセス)

尾瀬への玄関口である戸倉(とぐら)からは、鳩待峠(はとまちとうげ)までシャトルバスが運行されています。個人車両は鳩待峠まで乗り入れできないため、必ず戸倉でバスに乗り換えが必要です。

注意点

・運行期間は5月中旬〜10月下旬の尾瀬開山シーズンに限られます。
・繁忙期は混雑するため、早朝出発がおすすめです。

2. 徒歩での移動(ハイキング・登山)

尾瀬国立公園内では車両通行が禁止されており、移動手段は徒歩に限られます。鳩待峠、御池、沼山峠など複数の登山口から尾瀬ヶ原・尾瀬沼へアプローチが可能です。

木道が整備されており、軽装ハイキングでも楽しめますが、雨天時や残雪期には注意が必要です。

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移動手段の選び方

レンタカーがおすすめの場面

・吹割の滝、老神温泉、川場田園プラザなどを巡る場合
・複数人で旅行する場合
・早朝や夜の移動が必要な場合

公共交通が便利な場面

・時間が合えば路線バスで主要観光地へアクセス可能
・尾瀬へのアクセスは公共シャトルバスが主流

尾瀬・沼田の観光コース

1日目:沼田市内と周辺を満喫

午前:沼田城址公園と街歩き

沼田駅に到着後、まずは沼田城址公園へ。戦国時代に真田氏が拠点とした名城跡で、春には桜、秋には紅葉が楽しめます。園内には石垣や展望スポットが整備されており、利根川を望む絶景が広がります。

その後、城下町として栄えた沼田市街を散策。真田記念館や老舗菓子店も立ち寄りたいポイントです。

昼食:沼田名物「おっきりこみ」

群馬の郷土料理「おっきりこみ」は、幅広の麺を根菜たっぷりの醤油ベースの汁で煮込んだ優しい味わいの料理です。道の駅「川場田園プラザ」や市街地の郷土食店でいただけます。

午後:吹割の滝と老神温泉

午後は車またはバス吹割の滝へ移動。「東洋のナイアガラ」とも称されるこの滝は、岩の割れ目を豪快に流れ落ちる姿が迫力満点です。遊歩道が整備され、1時間ほどのハイキングも楽しめます。

その後、近くの老神温泉へ。山間にたたずむ静かな温泉地で、泉質はアルカリ性単純温泉。日帰り入浴も可能な旅館も多数あります。

夕方〜夜:老神温泉に宿泊

温泉街に宿泊し、群馬の旬の食材を使った会席料理を堪能。夜は静かな山の温泉で旅の疲れを癒しましょう。

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2日目:尾瀬トレッキングを満喫

早朝:尾瀬戸倉から鳩待峠へ

宿を早めに出発し、戸倉駐車場へ向かいます。ここからシャトルバスに乗り換えて、尾瀬トレッキングの拠点である鳩待峠へ(約30分)。

午前:尾瀬ヶ原ハイキング

鳩待峠から<強>山ノ鼻までは約1時間の下り。ここから尾瀬の象徴ともいえる尾瀬ヶ原を散策します。湿原に敷かれた木道を歩きながら、ミズバショウ(春)ニッコウキスゲ(夏)など、四季折々の高山植物に癒されます。

昼食:お弁当または山小屋食

山ノ鼻や途中の山小屋では簡単な軽食や飲み物も販売されています。歩きやすい靴と携帯食を持参すると安心です。

午後:山ノ鼻から鳩待峠へ戻る

往路と同じ道を通って鳩待峠へ戻り、シャトルバスで戸倉へ。その後、レンタカーや路線バスで沼田駅方面へ戻ります。

時間があれば立ち寄り:迦葉山弥勒寺

時間に余裕がある場合は、迦葉山弥勒寺(かしょうざんみろくじ)への立ち寄りもおすすめ。天狗信仰で有名な寺院で、大天狗面の迫力と静謐な境内が印象的です。

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