幅広の生麺、里芋、大根、きのこなどをたっぷりの汁で煮込んだ料理。塩を入れずに打った生麺を煮込むため、打ち粉が溶け出してとろみが出るのが特徴。群馬県のおふくろの味として愛されている。
【歴史・由来】
群馬県は日照時間が長く乾燥した気候、水はけの良い土壌のために小麦づくりが向いており、粉食文化が発達した。おっきりこみは、麺を「切っては入れ、切っては入れ」する様子から、自然とこの呼び名がついたといわれている。地域によっては「煮ぼうと」や「煮ぼうとう」、「おきりこみ」とも呼ばれている。昔、養蚕農家で農作業を終えた女性たちが、栄養バランスに優れ手早く大量に作れる料理として普及したといわれる。
【食べるシーン】
基本的には日常食であり、特定の行事という習慣はない。
学校の給食でも食べられている。(県内の95%以上の調理場で提供)
ぐんまマラソンなどのイベント時に提供されることもある。
【作り方】
・材料を食べやすい大きさに切り鍋で炒める。
・出汁を加え煮込み、しょうゆなどの調味料を加え、味を調える。
・生麺を打ち粉がついたまま入れ火が入ったら完成。
【その他】
群馬県では、群馬県産の食材と手打ち麺を使ったレシピコンテスト「わが家のおっきりこみコンテスト」を定期的に開催。